引越

入居時の注意点(G対策)

変態です。

 入居時の注意点

きちんと持ち込む物の処理が出来て、めでたくG様にスネークされなかったとします。ならば外からの侵入を防ぐ事でG様のいない生活を送ることが出来ますね！

 侵入経路イコール家が外部と繋がっている部分で、危険度の高い順です。
　　・玄関/勝手口/窓の基本開口部
　　・エアコン経路
　　・24時間換気口/換気扇(キッチン,風呂,トイレ)
　　・給排水経路
　　・住居の物理的隙間

基本開口部
　注意したいですね。最近の高気密住宅ですと、全てパッキンが付けられており、閉まっている限りは侵入することは難しいでしょう。ですが開口部の水切り、玄関ドアのフレーム下やフレームとドアの隙間など日陰で日中凌ぎやすい部分があります。そこに潜んでいて玄関や窓を開けた時に一緒にこんにちわというパターンですね。他にも玄関回りに鉢植えなどおかれていると、受け皿に溜まった水はオアシスになりますし、鉢の裏に隠れる事も出来ますし。
　
　窓は、意外と網戸の閉め方や、掃除したときに取り付けを間違えている方が多く、網戸の虫侵入防止の毛がきちんとサッシのフレームに当たらない状態にして窓を開けているのをよく見かけます。そんな隙間からこんばんわ。
　
　G様を道やコンクリの上で見かける事ってまずないと思います。コミケ後の打ち上げで新宿あたりで朝を迎えると、道路の上を我が物顔で歩いている事もありますが…彼らは人間からは随分と恐れられていますが、どちらかというと平和主義者だったり捕食される側だったりします。基本的に大手を振って何も無いところを歩けるタイプではないので、開口部に安全に近づく事が出来るような、隠れられる物を撤去する事が一番です。同様の理由で庭の雑草なども危険ですので、庭の除草もG対策と思えば変態はあまり苦になりません。

エアコン
　経路は主に二つ。エアコンの配管を壁から通す穴と、ドレンパイプですね。配管を通す穴は、最近では気密を意識されていますし、そうでなくてもきちんとパテで塞がれているべき物ですが。いい加減な施工ですと、換気扇を回すとこの隙間から空気を吸うのでパテが汚れてきて解りやすいです。
　もう一つのドレンパイプ、これは室内側熱交換器についた結露等を室外に排出する物で、エアコン室外機あたりから水が出ているヤツですね。この排水管、溝などに向けてダラっと放置される事が多いですが、ここから侵入される事もあります。なにせ水分と、この水のお陰で苔などが生育するものですから。対策としてここを使い古しのストッキングなどでカバーしましょうと言われますが、これも目が細かすぎると目詰まりを起こしてエアコン室内側からお漏らしって事にもなりかねません。もう少し目の粗い専用品なども売られていますのでそういうのもいいのですが、どちらにしろ定期的なチェックが出来るならいい方法なんですがね。出来るだけここも周りになにもない状態にしてやるのが一番です。

換気口
　手の打ちようが無いですが、最近の換気扇は使っている時だけ風圧で排気口蓋が開く仕組みですし、24時間換気口は外壁側に網、室内側にフィルターの2重防御ですからまず大丈夫でしょう。パナホームの誇る床下経由の2種換気ピュアテックですが、きちんと換気された床下は砂漠みたいなものですからあまりG様は好まれません。また、室内への吹き出し口には簡易フィルター、床下への吸気口は網がありますので確率的には侵入経路として無視できるレベルかと。


給排水経路
　最近の家なら洗濯排水口にも排水トラップは確実にあるでしょうから配管から侵入される事はまずないでしょう。とはいえ家の外に繋がる給排水管は施工が甘いと配管周りの隙間から侵入される事がありますので入居時に一度チェックしたい所です。

住居の物理的な隙間
　これは最近の家だと無視出来るでしょうね。石膏ボードのつなぎ目には気密テープなどを貼りますし。


　…こうして書き上げてみると、実際大した対策って出来ないというか、大半は普段の生活の細かい立ち振る舞いレベルの事ばかりなので、こうすれば大丈夫！みたいな事が無いんですよね。
　どれか一つの対策で解決出来る物でなく、駆除も含めた総合力での対策となるので、またいずれ駆除関連についても書こうと思っています。