結局パナホームでド標準仕様約35坪を建てるといくらかかるのか?

変態です。

 今回でお金関係も最後。最終的に「ド標準仕様のパナホームを建てて住むまで」にいくら必要だったのかと、パナホームの提示した資金計画がどれくらい正確だったのかについて検証しようと思います。
 ではパナホームから提示された「最終見積書」兼「パナホーム提示の資金計画書」の内容を順に見ていきましょう。

最終見積書内の予算と比較

建物予算

ここはプランが固まって、値引きまで確定してからの見積なので正確で当然ですね。数万円の増加分は

 ・テレビ設置箇所の袖壁撤去
 ・テレビ設置個所の壁補強
 ・カーテンレールの削減
 ・太陽光発電システム採用によるブレーカー等の仕様(機種)変更

 などの追加工事により増減額があったためです。それにしても契約後の追加変更工事を我ながらホントにしなかったなーと思います。もう少し造作や間接照明などの遊びを取り入れても良かったかもしれません。
 予算比:35621円オーバー(100.1%)

土地予算

 ここも土地を決済後にパナホームと契約しておりますので、当たり前ですが限りなく正確な値になっています。微妙な減額は土地代金の3万円だけ端数切りしてもらったため。
 予算比:-30000円(99.7%)

付帯工事費用

水道分担金
 相場の下限くらいの費用になっていて、間違えたかな?と思い再確認しましたがこれで合っていました。実際予算取りの半額程度ですし安いんでしょうね変態市。

下水道受益者負担金
 予算枠があるので請求されるつもりにしていたのですが…結局最後まで請求される事はありませんでした。工事費用の中から出されたのでしょうか?まぁ出せと言われない以上は忘れておくつもりです。

TVアンテナ
 アンテナ本体だけならそうでもないのですが、ブースターと調整費用が乗っかるとそこそこのお値段になりますね。予算取りが無かったためそのまま上積み。

火災保険
 地震保険と家財保障を追加したため予算オーバー。その分本体工事費でシャッターを削ったりしています。毎日のシャッターの開け閉めの手間や電動シャッターだと維持管理にかかる費用を考えたら、この程度の予算オーバーは許容範囲とします。

外構工事
 この予算自体が、「全体予算から必要な費用を引いていった残り」みたいな決め方なのでそもそもアテにならない予算取りです。実際これで提案された「外構②予算150万でどこまで出来るのか?ガーデンパナの提案」では、予算在りきのプランニングでとても満足できるものでは無かったですし。少々オーバーしましたが、アフターサポート含め「地元ガーデン」にお願いして良かったと思っているので納得のオーバーです。外構業者への差し入れもここに含めています。

基礎工事
 地盤調査で基礎強化が必要かギリギリの線でしたが、パナホームのご厚意により追加費用無しでの基礎仕様強化がされました。という訳で予算通り増額無し。

雑費
 予算取りはありませんでしたが、仕様決めのため「住まいとくらしの情報館」への交通費や打ち合わせに持ち歩く書類ケースなどの雑費を含めました。

 給排水関連で大幅な余裕が出た割に、色々余計な物を含めたり外構を最低限とはいえ不満の無い物にしたため、わずかながら予算超過となりました。
 予算比:59821円オーバー(103.4%)

登記費用

 パナホーム手配の司法書士さんでしたが、仕事も丁寧で、後の手続きに必要であろう部数の登記簿謄本のコピーなどを取っておいてくれたりと気遣いのある仕事ぶりでした。申請、税金等実費も含まれていますが、やはり法的な手続きにはお金がかかりますねー。自分でやってみよう的なブログも散見しましたので、案外コストを抑えられる部分かもしれません。
 予算比:-33000円(90.5%)

税金費用

印紙税
 建物、土地、登記と額が大きいものですから印紙税だけでこれまた凄い金額です。印紙はどれだけ使うか手続き上解ってるはずなのに予算取り10000円なのはどうなんだ。

不動産取得税
 土地の200m2超過分に対してかかりました。

各種証明書類
 あ、画像が誤字になってますね、すみません…住民票や印鑑証明など結構な枚数取りましたので。予算枠が無かったためここに。

太陽光発電補助金
 これも枠がなかったためここに。地域振興券ではありますが65000円は大きいです、ありがたや。

 印紙税が随分予算を超えましたが、補助金で賄えたと思えば。
 予算比:-43000円(-330%)

その他予算

エアコン工事
 LDKの1台のみしか無い状態なので、そもそも予算取りされてないのはどうなんでしょうかね。子供が小さい当面は必要無いとは伝えていますが…
 2階のエアコン取付用に穴があけてある面は、子供部屋、主寝室共に「総二階」部分なので配管が長くなりますしハシゴを上っての作業になり取付も大変だと思います。特に主寝室側は物干しテラス屋根と干渉するので…パナホームに取付を頼んだ方がいいのかなー工賃吹っ掛けられるのかなーと今からやんわりと心配しています。

照明器具・カーテン
 お洒落なペンダント等無く実用重視のオールシーリングライト、それも施主支給のため随分とお安め。埋め込み系以外は誰でも出来る作業なので、ここはコスト削減しやすいですね。カーテンも拘ればいくらでもな世界なので…でもいくら高価なカーテンでも消耗品ですよ。

家具、家電
 ベッド、ダイニングセット、ソファーの3つも大物を購入せずに残しているので…予算以下で済んだというよりは単にまだ使っていないだけとも。

引越し費用
 予算比で1/3にまで圧縮。これは新居までの距離や元の住まいが社宅だった、駐車場が必要無かったなど色々な条件が重なってたまたま抑えられたんだと思います。引越し時期やおまかせパック的な物を頼んだりしていれば予算通りくらいかかっていたんじゃないでしょうか。挨拶の粗品もここに含めています。

地鎮祭費用
 パナホーム手配にして予算内に収めるのは基本ですが大切な事です。

 予算の半分以下に収まった!と言いたい所ですが、まだ大物家具に小型エアコン3台…と考えるととても足りたとは言えないです。最初から全部屋使われる予定で、全て揃えておかないと…!って場合は、「エアコン工事」+「家具、家電」に合計であと50万円くらいは予算を盛った方がいいかもしれません。
 予算比:-472660(54.3%)

借入諸経費

 諸経費が少ないのがソニー銀行のメリットでしたが、更に「事務手数料」の定額43200円がパナホームとの提携サービスという事で無料になったのが大きいですね。利息以外は借入費用の発生無しでした。(印紙税の10000円や各種証明書費用はかかっていますが)
 予算比:-43200円

つなぎ融資予算

 変態の場合は、土地、建物の着工時一時金までを自己資金で賄っておりますので、最後に住宅ローンが実行されてパナホームの支払いに充てればそれでいいという訳にはならない様で。流れとしては

 ・3月末につなぎ融資にて一旦完成金を支払い、完成。
 ・4月下旬に完成した家に対して融資が実行され、つなぎ融資の返済。

 という一ヶ月分の利息が発生している様です。
 3月末までに売上確定したかった等のパナホーム側の都合があっての事だとは思うのですが…この分についての利息は請求しないとの事なので、費用発生はありませんでした。

まとめ

パナホーム提案の資金計画:40,209,791円
実際にかかった費用:39,683,373円
予算比:98.7%
変態予算:40,000,000円に対し99.2%

 大きくはずれない様に追加工事などをしなかった事もありますが、全体を通してパナホームの提案してくれた資金計画書は十分に信用に足るものだと思います。とはいえやはり、「最低限に限りなく近い」設定(少しでも総額を抑えて見せて契約を取りたい)なので、「ちょっと贅沢しよう」と思うと即オーバーしてしまうと思います。
 勿論、「ちょっと贅沢しよう」を見越して許容できる資金計画が望ましいのですが、初めての家づくりでは難しいと思います。「ハウスメーカー提示の予算を下回る事はまずありえない」と頭の片隅に置いていて貰えると嬉しいです。

補足データ)支払明細

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