仕様決定④キラテックタイルと玄関周り

変態です。

キラテック

変態的に(なんか妙な表現になりますが)パナホーム一番のウリであるキラテック選びです。繰り返しになりますが、キラテックはパナホームが誇る光触媒作用で汚れにくいタイル外壁材でTOTOのハイドロテクトタイル同等品となります(失礼)。キラテックといってひとくくりにされがちですが、一応値段に差がある様でS・HNブリックあたりを選ぶと差額発生しますよと脅されました。一枚あたりが大きくて厚いものがお高いグレードらしいです。

で、どれにするかなんですが

「黒い家は嫌。あと細かいのは目がチカチカするから嫌(妻談)」

 なんでもいいと言ってた割に注文が多いです。ということで濃色(消炭、クレイブラウンあたり)は真っ先に落選。おまけに目の細かいLB/WBボーダー,LS/EXスクエアも駄目となると意外と選択肢がありません。ブリック系かスタイリッシュになりますね。

で、「キラテックの能書きを最大限生かす」とすれば

・淡色、もしくは白系

を選択する事となります。そもそも濃色は汚れても目立ちにくいですからね。高対候サイディングをもってしても、どうしても白系の家は高温多湿な日本では汚れや苔の餌食になってしまいます。まだ汚れは落とせばいいのですが、苔やカビ、藻類はサイディング自体を痛めますし、それを剥がそうと高圧洗浄などしようものならサイディング表面を傷めて更に生えやすくなるという悪夢のスパイラル。(勿論、生えた時の対処は外壁用の苔落としスプレー等ありますのでそちらをお勧めしておきます…が高所など作業性の悪い場所もありますし。)
 それらを気にせずに選択できるというのはやはり大きいですし、パナホームも解っての事かそのあたりの色目が豊富に揃っています。

…というか白とアイボリー系豊富すぎんじゃね?と思うほどですね。実際、唯一まともに迷った部材というかこの微妙なニュアンスの違いでかなり悶々としましたが、多分どれ選んでても大差なかった気がします!(身も蓋も無い) 勿論悪い意味でなく、どれでも間違いなく満足出来ますよって事で。

左上:ラベンダー(グレー接着剤) 左下:ラベンダー(黒接着剤) 右:象牙

左上:ミルキーホワイト 左下:山吹茶 右上:琥珀 右下:クレイブラウン

(注:撮影許可を頂いております。)

変態はHGブリックの

「ミルキーホワイト」(一番白い)
「象牙」(いい落ち着き感)
「琥珀」(重くない色の中では重厚)

で悶絶しましたが、なぜか

「ラベンダー」

を採用しました。

 色名だけ聞くとピンクとか紫系でちょっと傾き過ぎとか、パナホームのシミュレーションソフトだと、隣にこの家が建ったら完全に避けられても仕方ない感じのピンクで出力されるのでドン引きすると思います。
 採用される人が少なかった事、近所に建っているLBボーダーのチェリーホワイトのお宅がなかなか好みだった事(近い色だと営業さんから聞いていました)、「タイルの邸宅(だったかな?忘れてしまいました)」というキラテックの実例カタログを見ても写真が1枚しか無かった事、google先生の画像検索で写真によって全く違う色合いに見えて面白かった事、なんかが採用理由ですね。

 他に、タイルを貼り付けるための接着剤の色も黒とグレーから選べます。黒にすれば彫りが深く見えタイルの立体感が強調されますし、グレーですと白い家にしたい!という方には邪魔になりにくく壁全体が一段明るくなります。変態は彫りの深さと全体の色を落ち着かせたかったので黒を選択。

 情報館では、結構な面積のキラテックを6000Kくらいの照明で(太陽光に近い色合い)展示してくれていたので、比較しやすかったですね。


 玄関照明ですが、これもステンカラーのキューブ型に横スリットの入った物がパナホーム標準であったためそれに。勝手口はいかにも勝手口な縦長のものに。そういえばまた照明やキッチンでも触れますが、パナホームってPanasonicグループでありますが、同じジャンルの部材でもPanasonic製とPanaHome製があったりして不思議でしたね。

 玄関タイルは、脳内シミュレーションが全然煮詰まってなくて
 ①タイル単品で見れば濃グレー系で渋くいきたい
 ②けど外壁はラベンダーで冒険してしまった
 ③ラベンダーに合うタイルが解らない!

 アドリブの弱さが出てしまって決められなくなってしまったので、困ったときにはこれ。
 
 「汚れが目立たなくて、手入れが楽な色はどれですか。あと無難なやつ」

と設計さんに投げたら、「砂岩調のアイボリー系なんか目立たないですよ」という事でじゃぁそれで。実際今思っても、玄関回りだけ濃グレー系は合わなかった気もするし、駐車場の土間コンから直接玄関ポーチになっているので土間コンとの相性も無難だったしと、正解だったと思います。さすが設計さん、餅は餅屋ですね!


これで外観の部材がほぼ決まりましたので次は住設です。
仕様決定⑤に続きます。

2 件のコメント :

  1. こんにちは。
    ブログを読みながら、そうそう!! と一人頷いています。
    仕様を決める流れは本当に同じですね。我が家も何回か千里へ足を運びました。
    家作りって、初めての事だらけですよね。
    その点変態さんの理論的な考え方が私はとても好きです。
    なぜなら、自分自身の選択がベストだと納得させるに足りる客観的な材料・根拠になるからです。(基本、人の言うことを全面的には信用しない嫌な性格(-_-) )
    直観的な好き・嫌いはありますが、自分の求めている答えがこれでいいのか? 経験値がないだけに不安だらけ。
    なんと、主人は思いっきり理系ですが、まったく頼りにならず(ひどい言いようですが)不安はつのるばかり。
    その中でも特に外壁は迷いました。 外壁を決めるのは結構はじめの方だったので、じっくり自分を納得させられる材料も持たないまま、「ボンドの露出が少なくていいんじゃないの?」 と何の根拠もなく我が家もHGブリック象牙にしました。 ほんとは濃い色が好みですが、いいの? いいのかー? ということで無難な色に収めました。
    そして前の記事から我が家の仕様との比較を。
    ①カサートC(ファミリオ)
    ②勝手口土間有
    ③屋根柚C
    ④オール電化
    ⑤床ウォールナット
    うーん 似ている。。。。
    違いは換気、玄関ドア、シャッターくらいでしょうか。
    もし、変態さんのブログにもっと早くに出会っていたなら、間違いなくメールで相談していたでしょう。 うーーん残念!

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  2. ��コさん
     何回も千里に行かれたんですね…!ってか一回、それも半日くらいで決めてしまったのはうちくらいなのかもしれません…
     ホント家を建てるって初めての事ばかりな上に「次は」がなかなか無いし、あったとしてもその頃には技術や常識がすっかり変わってしまっているでしょうから、その時の自分にとっての「最善の選択」を出来るように頑張る事くらいしか出来ないんですよねぇ。
     ありがとうございます、そう言って頂けると嬉しいですね。妻には理屈っぽいって一蹴されますが。
     この仕様決めも、選択がどうであれつまるところは自分にとってどうかだけなので、その時の好き嫌いで決めるのも、データに基づいて決めるのも、専門家のアドバイスに従って決めるのも、判断基準はどれでもよくて、後で問題に直面した時に自分が後悔しないかって事だけなんですよね。
     変態は自分で決めれば困っても自分のせい、そしてその時点ではデータによる最善の判断だった、だから仕方がないというロジックで納得出来るかなって決め方ですね。
    ��コさんのご主人は、もしかしたら色々と考えがおありでも、ココさんの好きな様に選んで貰おうとされていたのかもしれませんよ!
     仕様、似た感じですねーウォールナットの床はかっこよくて(展示場もそうで)憧れます。換気はHEPAフィルター付きの新型ですねそれだと。
    ブログのタイミングが遅かったですね(笑)。いつかまとめようと思いつつ、引っ越し初年度は手続きやら地区の清掃、行事だったりと借家では無かったイベントなどで気忙しく気付いたら終わってしまった感です。

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