ハウスメーカーの見分け方

変態です。

 家を建てるにあたりかなりの資料を見てきたり、実際に街を歩いてのロケハン、モデルハウスに行ったりしたお陰ですっかり遠目に見てもどこのハウスメーカーの家か大手なら解る様になりました。
 とはいえ、各ハウスメーカーごとの特徴的な仕様になっているお宅であれば解りやすいのですが、あまり採用されない仕様だったりこだわりの部材だったりすると「**ハウスっぽいけどどうだろう?」と思う事もままあります。
 自分なりに答え合わせしたいという事もあり、一目瞭然で見分ける方法が無いかと思った訳です。

 これから家を建てる方も、街を歩いていていいなと思った家のハウスメーカーが解ればそのハウスメーカーに行けばいいし、「**地区にある~さんみたいなのが素敵」と伝えればイメージの共有がしやすく結構有益だと思います。

ハウスメーカーを遠目で見分ける方法

①基礎

基礎換気口が多く開いていて基礎、基礎換気口共に意匠がある:積水ハウス
 このお宅は、少し低い位置にあるので浸水対策として基礎を上げていますが、こんな高い基礎でも縦方向に繋ぎ目無しに柄が入れられる様です。
積水ハウスは多種多様なラインナップがあり、意外と軒の無いハコ型もあったりして一瞬他メーカーと勘違いしそうになります。

ここで積水ハウスで無ければ次に

②屋根

陸屋根で非常に長い庇が玄関もしくは南方向に伸びている:セキスイハイム(スマートパワーステーション=SPS)
太陽光パネル片流れ:一条工務店(妻がシンプル i-smart等) パナホーム(高い側に下写真の様な独特の部材があればエココルディス)
煙突:パナホーム
SPSは特徴的なので一瞬で解りますね。SPSに限らずハコを繋ぎ合わせた形がいかにもセキスイハイムですが、切妻や木造(グランツーユー)になるととたんに雰囲気が変わるので判別が難しいです(実際あまり見かけませんし)。片流れ太陽光パネル満載屋根+タイル張りとキャラの被るパナホームと一条工務店ですが、雰囲気が明らかに違うので区別は付きやすいと思います。

③外壁

タイル張りで一定間隔に縦目地がある:セキスイハイム
タイル張りで一定間隔の縦目地が無い:パナホーム 一条工務店
タイルの様な無機質だが1枚がサイディング程の大きさ:積水ハウス(ベルバーン)
起伏の大きい重厚感ある外壁:へーベルハウス(へーベル板) 積水ハウス(ダインコンクリート)
塗り壁:三井ホーム(偏見)
明らかに色々違う:スウェーデンハウス(偏見)
 
 セキスイハイムは工場でタイルを貼り付け済のパネルのため、パネル単位で繋ぎ目がありガスケットで塞がれている事は「工事進捗(着工38日目)」でご紹介した通り。一条工務店(一条工務店は工場で貼り付け済パネルと現地貼りの混合)やクレバリーホーム(ウィザースホーム含む)、我らがパナホームは現地貼りなので繋ぎ目というものは存在しません。一条工務店の場合は出入隅に真っ直ぐ通った吸収用目地ラインがありますので解りやすいです。やはり工場と現地貼りのいいとこ取りの一条方式が一番合理的な気がしますね。

 クレバリーホームのオリジナルタイルとパナホームのキラテックタイルだと、意識して見れば光沢感などで違いは解りやすいですが、ボーダータイルだと区別が付きにくいかもしれません。(共に総タイル張り+フラット瓦仕様がメイン)
 そういえば、クレバリーホームはタイル外壁推しをより進めている様で、「外壁タイル相談室」なる専門サイトまで用意する熱の入れっぷり。クレバリーホームでなくともタイル外壁を検討されているなら勉強になる事が多いと思いますので是非ご一読を。

その他

各窓に金属製の庇や露払いが付いている:へーベルハウス
 ヘーベルハウスへは行ったことがないので標準装備なのか詳細は不明ですが、採用されているお宅が非常に多い様に思います(ブログで「外すことを検討」と書かれている事もあったり)。箱型陸屋根で軒が無いお宅が多いせいもあるでしょうが、最近近くに建ったお宅はヘーベルハウスで寄棟という割と見ないタイプでもしっかり北面以外全窓に庇が装備されていました。

 この様に部材が特徴的な仕様だとよいのですが、エス・バイ・エル、ミサワホーム等々デザインこそ特徴的であれど部材に特徴の無い場合や、キラテックが特徴のパナホームで塗り壁やサイディングといった珍しい仕様だと判別が難しいです。(慣れるとそれでも3連窓の位置が均等でないとか、胴引きの仕様など構造が影響する部分で判別は出来る様になります。)

一目でハウスメーカーが解る箇所

積水ハウスは遠くからでも特徴的な基礎で一瞬で解りますが、近年建築された大手メーカーの住宅は「排水枡」のフタにメーカー名が書かれています。
 変態が個人的に確認出来たのは、パナホーム、積水ハウス、セキスイハイム、一条工務店、住友林業、大和ハウス等。
建築時期にもよりますが、積水ハイムだとハイムさん(阿部寛)の帽子マークが入っていたり、住友林業だと「住友林業の家」なんて風に書かれていて遊び心やこだわりがあって楽しいですね。
逆にメジャーでもクレバリーホーム、レオハウス等では確認出来ませんでした。

まとめ

家の正面に排水枡があるお宅ばかりではありませんが、ちょっと気にして歩いてみると「この家はこのメーカー製だったのか」など意外な発見があるかもしれません。
(妻の実家のセキスイハイムは築15年程度だと思うのですが…特に何も書いてありませんでした)

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