鳥害に逢いやすい箇所とキラテックの防汚性

変態です。

 プランニング時には全く気にも留めていなかったのですが、戸建って結構鳥が来るんですね。社宅の時にはベランダに置いてあるゴミをカラスに襲撃されたりもしましたが、ゴミ置き場のほぼ真上の部屋だったからかなーくらいにしか思っていませんでした。
 変態家は山を切り開いた小高い新興住宅地にありますので、すぐ近くに山があります。というか盆地なので360°どこを向いても視界に山が入ります…

 鳥獣虫害対策は都会でも、種類や頻度に差こそあれ問題になる事が多いと思います。そういう他種族との付き合いも戸建の醍醐味と言いうか、遠目で見る分には庭で何かをついばむ小鳥など可愛いものなんですが。

鳥の寄り付きやすい箇所

という訳で変態家も例に漏れず、夜になると鳥が休みに来ます。
 電線もあり、目の前が公共文化施設で見晴らしがよく住宅街の端にあるので休憩するにはいい立地なのかもしれません。
 1年通して観察しましたが、鳥の種類は多分スズメもしくはその程度のサイズの似たタイプの物。休みに来るのは主に5月~6月上旬。年間通してずっと居座られる訳ではありませんでした。

雨樋
 玄関脇にある雨樋。写真左側の小さな曲げ部分に居座られました。軒もあるし、守られ感があり平らな面があるため絶好の休息場所でしょう。LEDとはいえある程度は玄関灯に虫も寄ってきますので食事にも困りません。
 というか雨樋が丸くない事で、まさかこんな弊害が出るとは思っていませんでした。
ここに結構糞をされるので…毎日夜脅かして追い払っていると次は

ドアフレーム
 玄関ドアフレーム上の僅かな隙間で休む様になりました。
センサーライトがつくと驚いて逃げる様ですが、小さすぎて留まりに来る時には反応しない様です。こちらは玄関ドアやポーチが糞攻撃を食らうので更に事態が悪化…という訳でここも頑張って追い払うと…

排気口カバー
 次は2Fベランダに面した書斎の「排気口カバー」上に留まりはじめました。24時間換気の義務付けられた現代の家ですと、多くの家でありますし。パナホームでは窓上の排気ガラリが横長で大きく、上に平面部があるため留まりやすそうです。懲りないやつめ…ぐぬぬ。
 更に辛抱強く追い払うと、見かけなくなり「戦いに勝利した…!」と思ったのも束の間

電力線の引き込み部(碍子)
 さすがに総二階部は手が出せません。すぐ近くにWICの縦滑り窓がありますが、開く方向が悪く、開けても鳥を脅かせません。安住の地を見つけた鳥は、毎日毎日2階から糞を投下していた様で、気付いた時には外壁やら和室窓やらが糞まみれに…

対処

鳥の害の多い場所…なんて事を事前に想定するのは正直難しいと思います。またそれが解った所で、折角の新築に鳥よけ剣山を生やしたり、防鳥ネットを張ったり…というのも残念でなりません。目立たない方法として、鳥の足あたりに当たる様にテグスを張ってやると引っかかるのを嫌って留まらなくなるそうですが、高い位置になかなか設置しづらいですし、身の危険が無いと覚えると効果が無くなるそうです。

 鳥は記憶力のいい生き物の様で、継続して脅かされると近寄りにくくなる。

 との事でしたので、続けてみると確かに3日程度で場所を変える事が解りました。また一度諦めた場所に戻ってくる事はほぼありませんでした。
 面倒だといって糞の掃除をしないと、ここは安全な場所だと認識されてどんどん留まりに来る個体が増えるそうなので、地道に掃除していくしか無い様です。掃除されていると、安心出来ない様で撤退してくれる場合もあるそうです。

 電力引き込み線は電力会社の持ち分か自宅分かによる様ですが、場合によっては引き込み線へ鳥が留まらない様に対策をしてくれるそうです。変態家の様に近くに窓が無い総二階部へ引き込まれていると、普通の人では手出しが出来ませんので…電力会社へ相談されてみるのもいいと思います。

キラテックの防汚性

この件で期せずしてキラテックタイルの防汚性が証明されてしまいました。手の届かない位置の外壁に受けた糞爆撃を、高圧洗浄機も無いので…洗車用のホースで水をかけましたが思うように取れませんでした。
 6月から7月上旬にかけて梅雨や大雨などが何度かあったお陰で、日当たりの悪い北面ですが現在ではすっかり綺麗に落ちています。窓ガラスやサッシの方が低い位置なので雨に当たる頻度は高いはずですが、こちらは結構残っていたのでやはり汚れ落ちはいい様ですね。

まとめ

鳥害対策は、敵が高い位置にいる事もあり防鳥グッズなどの設置もしづらく、個人では案外出来る事が少ないと思います。日頃からの掃除と気付いたら早めに、継続して追い払う事、「一年中ずっと続くものではない」と諦めない心が大切だと思います。(年中居座る系のカラスやハト、ムクドリなどに気に入られてしまった場合には業者を介しての全面戦争を覚悟する必要がありそうです。)

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