新居の光熱費簡易検証。オール電化+太陽光発電3.1kWの実力は?

変態です。

 5月入居ではありましたが、中旬であったため社宅と新居両方で基本料などがかかった事や、入居前から売電が始まっていたので入居してからの余剰電力売電ではとうてい出ないであろう数値が出た事などからも、光熱費の分析を6月開始としました。今後も1年ごとに太陽光発電の経年劣化などのデータが取れればなと思っています。

パナホームの光熱費

とりあえず初回なので…簡易的な分析として。パナホームの電気代ってどれくらい?あと太陽光発電の元は取れるの?ってあたりから見て行こうと思います。
 条件によって全く変わってくる数値ですので、変態家の家族構成から生活スタイルなどの基本情報から。繰り返しになる情報で申し訳ありません。
家族構成:変態+妻+息子(3)の3人家族
活動時間:変態は週末休みの典型的な日勤サラリーマン。妻は専業主婦。最近は療育へ母子同伴で週3~4通っている。
性質:共にインドアなため自宅最高、暑がり寒がりなため夏はエアコン24時間運転。冬は2300に切り0500に運転開始。
活動場所:全てをLDKと隣接した和室で行い、エアコンは1台のみ。

以上の条件で1年間暮らしてみた結果をどうぞ…!
普段から1月締めで作っている光熱費表を6月締めでぶった切ったため、合計値が解りづらいですね…また修正します。

ガス代

 社宅時代ではガス代が約73000円/年。オール電化にしてこれが丸々削減できました。

上下水道代

 検針のタイミング次第ですが、社宅時代から概ね変わらず2ヵ月10000円の5000円/月ペースです。毎日浴槽にお湯をはり、シャワーも多少使っていてこの料金です。社宅時代は足を曲げないといけなかった狭苦しいお風呂から、脚を伸ばしてのびのび出来るくらい大きくなった事から、使用水量が増えるかと思いましたが、概ね2ヵ月あたり2m3の増加、月1m3の増加程度なのでそこまで恐れるほどでは無かったですね。

電気代

お待ちかねの電気代です。正確には発電量から売電量を引いた自家消費量を算出し、買電量と足してどれくらい電力消費量が増えたか…から論じるのが筋ですが。
 今回はそんなにややこしい話はせず、太陽光発電載せたパナホームの電気代実情ってゆるい話にしたいので省かせて頂きます。

買電金額
 社宅時代の電気代が約80000円/年。ガスの73000円/年と足して、合計153000円/年がエネルギー代となります。オール電化にした事によりこれが電気一本になる訳ですが、パナホームで暮らして1年間(2016年7月~2017年6月)の買電金額は「92781円/年」となりました。単純に電気代だけで比較すれば27%UP、エネルギー代からすれば約40%の削減となりました。以下簡易的に60000円の削減、月5000円と設定します。
 短く見積もって機器寿命を10年と設定した場合、10年間で60万円のエネルギー代の削減が可能となりました。

売電金額
 次に売電金額。昨年一年を通して83985円/年の売電となりました。(単価33円/kWh)
昨年は秋にかけて記録的な日照時間の低下がありましたので、発電量としてはほぼ最低値と思ってよさそうかな…と。
 太陽光発電なので当たり前ですが、見事に日照時間に応じて売電量も増えています。見どころは8~11月で、9月に買電量が夏期の最大を記録しながらも売電量も最大値。気象庁のデータでは大幅に日照量が減っているのにどういうことだ…締め日間違えたか…と思いましたが2017年の6月までは日照量と売電量がほぼ等しいですし。間違いがあったらまた後日訂正いたします…

 自家電力消費量は子供が大きくなれば、増えて来ると思いますのでこの通りにはいきませんが、現状で年間約84000円の売電メリットがあります。10年間で年間2%の劣化があったとして計算すると…約77万円の売電となります。(自家消費分が増えれば売電量は減りますが、その分買電量で相殺されますし)

結局太陽光発電は得なのか

以上から60+77=137万円/10年間
のコストメリットがありそう…という事にはなりますが
・太陽光発電設置に108万円
・太陽光発電設備のメンテナンスコスト(主にパワコン)
・エコキュートやIHなどの機器設置費用(ガス機器との差額)

 を考慮すると…無故障10年間でほぼ相殺。そこから利益が出る…といいなって感じでしょうか。まぁFIT法の設定目標通りといったところでしょう。

まとめ

太陽光パネルは瓦屋根と比べると断熱性や防音性にやはり劣りますし(瓦に比べれば軽い分地震には強いですが)、改正FIT法でも「廃棄の方法までちゃんと考慮しなさいよ」と言われています。
 変態市の様に「そんなに年間日照時間が多い訳でも無い地域」で「3kW程度の少量の太陽光発電」では、売電単価が下がった2017年現在では…少々厳しいのではないかと言わざるを得ません。
 機器価格が安く、故障の確率の低い(仮にハズレを引いてもダメージが少ない)ガスにメンテナンスフリーの瓦屋根。リプレースする時にまとまった金額が要らないというのはやはり安心感があります。

 という訳で変態家の様な条件に於いては「太陽光発電は無理して付けるものじゃない」としておきます。(勿論立地や設置量などの条件次第である事をご了承ください。)最近太陽光発電を積まないお宅が増えているのも納得な感じですね。

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