カーテンレールとふさかけの取付と機能向上

変態です。

カーテンシリーズ最後、カーテンレールとふさかけについてです。

 今までホームセンターやニトリ等で伸縮タイプのカーテンレールしか購入した事が無かったので…カーテンレールって意外とお高いんだなという感想です。ちなみにパナホームで標準装備されているTOSOエリート(ウォールナット)は、取りやめると1P用:3880円 2P用:5260円の減額となります。

カーテンレールの取付 

カーテンレールを設置するには、商品価格だけでなく

 ・現地調査費(カーテンレールの長さを決める。ビスが打てるか調べる)
 ・加工費(所定の長さに切断する)
 ・取付工事費

等かがかかってきます。

 現地調査費は自分で調査すればかかりませんが、素人がやると意外な点を見落としがちです。例えば窓が部屋のカドに接していたり折り戸に近いと、そのマージンを計算するのを忘れてレールが収まらなかったり、折り戸を開けると干渉したり。変態家のLDKではエアコンがなかなか危うい感じに取り付けられています。
十分チェックしながらやればそんなに難しくない計測作業なのですが、人生で何度もやる作業で無いので…一軒まるごと発注すれば現地調査費無料なんてお店も多いですからカーテンレールはお店や、下地の場所等全て知っているパナホームに任せることをお勧めしておきます。

 変態は上記の様な理由から、標準装備であることもありカーテンレールはパナホームにお願いしました。プリーツスクリーンは、メカを挟む金具を2~3個窓木枠に打ち込むだけなので自分でやりましたが、やはり新築に穴を空けるので緊張しますね!

 パナホームの窓は、窓直上壁10cm程度はカーテンレール取付用下地が入っているそうなので、どこにビスを打ち込んでも問題ないとの事でした。窓枠上壁に取り付ける場合、室内側石膏ボードの厚み分ビスが長くないと下地まで届かないため、取付ビスは長い物(35mm程度)を使用して下さいとの事でした。といっても特別な仕様でもなくごく一般的な長さですね。

 カーテンレールが付いたら次はふさかけです。開いたカーテンが美しく見えるのは、カーテンサイドが垂直になる位置と言われている様です。例)「TOSO カーテンを美しく吊るために」
 カーテンレールは光を漏らさないためにも窓枠から両側10cm程度出す事が一般的です。すると、カーテンサイドを垂直にするためには窓枠の外の壁にふさかけを取り付ける事になる訳ですが…

 パナホームの標準取付だと、窓木枠への取り付けとなるそうです。壁に取り付けようにも、ふさかけ用の下地が入っていないそうです(同じパナホームでも商品によって仕様が異なる、店舗によって対応が違う可能性はあります)。

窓木枠に取り付ける場合
 〇下地の有無を気にせずしっかり取り付けられる
 ×カーテンを開けた時の形が少々悪い
 ×ふさかけを取り外す事になった場合、窓枠にビス穴が残る

壁に取り付ける場合
 〇吊っている姿が美しい
 〇壁紙を貼りなおせば穴を塞ぐ事が出来る
 ×毎日触れる物なので、その付近の壁紙の汚れや痛みが発生しやすい
 ×下地が必要

 可能であれば壁付けの方が良さそうですね。変態は「窓木枠に付けられるなら、カーテンを開いていても束ねていても、ろくに見えないふさかけなんてなんでもいい」と思いながらもわざわざ標準装備のTOSOロビンから、TOSOシールドに変更しました。
 
 何が違うかと言えば、デザインはともかくビス打ちか両面テープ留めかですね。変態の息子は自閉症で少々発達がゆっくりで、勿論子供であれば程度差こそあれ皆そうなのですが危機意識が非常に希薄です。タッセルやブラインドの操作コードによって窒息という痛ましい事故も少数ながら起こっている様でして、その対策を兼ねて変更しました。
 今では対策専用品も各種販売されていますが、両面テープ付けの製品なら耐荷重1kg程度との事ですので、3歳児の中でも巨漢な息子であれば問題ないでしょう。

カーテンレールの機能性向上

カーテンレールには、パナホーム標準品のTOSOエリートの様な「機能性レール」と豪華な飾りがついていたり、レールというよりバー状のカーテンロッド等といった「装飾レール」があります。
 エリートの様な機能性レールを採用する場合、より機能性を向上させるために検討したいオプションに

 ・カーテンボックス
 ・レールカバートップ
 ・キャップストップ

などがあります。
 カーテンボックスはレール部分がハコ状になっているもので、学校の音楽室や視聴覚室にありましたよね。カーテン上部から光や音漏れを防止するためのハコで、カーテンの機能である「断熱性、防音性、遮光性」を向上させます。天井埋め込み型でない限り、結構な面積のハコが設置されますので、白系の多い部屋の壁にアクセントとして印象を変える影響力があります。

 それを簡易的にしたのが、レールカバートップ+キャップストップですね。ドレープとレースのダブルレール上部と横の隙間を塞ぎ、ドレープをレース側レールへ回り込ませる事によって、ハコ状態を作ります。カーテンボックスの様に目立たない(というかついている事が解らない)ので、使い分けでしょうか。

 意外とカーテンレールの上って掃除をするのを忘れたり、掃除しようにもしづらい場所です。カーテンボックスやレールカバートップがあると掃除しやすくホコリも溜まりづらいといったメリットもありますね。

レールカバートップの断熱性

TOSOの資料ばかりで申し訳ないですが「TOSO アイデア&ヒント」から、U値が2.7(一般カーテンレールダブル付)→2.4(ダブル付+リターン+カバートップ) (W/m2・K)に10%程度向上しています。

 前提の複層ガラスがU値 = 3.4。省エネ建材等級表示区分3(2.33を超え3.49以下)なので、前提がちょっと性能悪めになっていますね。パナホームの窓は日本板硝子製の「ペアマルチ」が採用されており、ペアマルチの「一般タイプ」が3.4程度です。

 例)
 変態家LDK掃き出し窓(1700mm × 2155mm = 3.66m2) × 2カ所
 セキュオペア 高断熱タイプ U値=2.5
 TOSOのデータから約10%の改善が見込まれるとして 0.25

 このLDKにレールカバートップとキャップストップを設置した場合。
 冬の外気温(平均気温)と室温(設定22℃)の差を19℃
 エアコン運転時間を1日12時間

 以上の条件から、1日あたり0.25 × (3.66 × 2) × 19K × 12h = 417Wのエネルギー削減。月30日として約12.5kWの削減となります。1kWあたり関西電力はぴeタイムリビングタイムの27.32円とすれば、変換効率1の電気暖房なら342円/月、エアコン暖房で変換効率3とすれば114円/月の節約になります。

 ここまで単純計算通りにはならないでしょうが、壊れる様な物ではないので新築時に採用すると長い目で見れば元が取れるオプションかもしれません。

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