間取りのコンセプト②通風計画と開放感と間仕切り壁

変態です。


 前回に引き続き、間取りのコンセプト②になります。

解放感とプライバシーはトレードオフ

・空調無しの季節を楽しめる事/雨でもあけたままにできる窓がある事

 変態は基本空調が嫌いです、特にエアコン暖房。あのモワーっとメリハリがない感じとやけに床がスースーする感じ。それに乾燥しまくるくせに窓は結露して気が付いたらサッシのパッキンにカビが生えてたりして。日本人ならコタツだろコタツ!
 あ、子供出来てからコタツ使ってないんですよね、コタツ出さないとホコリが出ないから掃除が楽ですよ(どっちだよ)。床暖?理論上は最強じゃないですかね、人(経済力)や家(性能)を選びすぎるだけで。
 
 古いタイプの人間(+田舎っ子)なので、自然の空気が好きなんですよね。
夏や冬は仕方ないとしても、季節のいい時くらいは窓開けまくって、寝るときも窓あけたまま寝たい子です。なので、窓を開けたままにしておけるように、雨の吹き込まない軒や庇、霧除け等が欲しいのです。
 数年前にキューブ型住宅が流行りましたが、(建築コストが安くつくからとか口が裂けてもHMは言いませんが)また回帰して軒の長いスタイルが好まれる様になってきたそうです(積水ハウス談)。
 
 この窓と軒の話、空調と換気の話については、結構深かったので別エントリにてそれぞれ1回割きたいと思っていますので今回はこれくらいで。


・開放感よりプライバシー優先

 本来ならば東接道なので東に窓を多く取りたい所なのですが…
変態の土地のローカルルールで

「クローズド外構不可」
「見えなくするなら生垣等、できるだけナマモノで対応」

っていうのがありまして。
 そこそこ交通量や散歩コースのため人通りがあり、総合文化施設の駐車場に面している変態の家はあまり窓を東に付けると丸見えになってしまいます。敷地北東に現在使っていないスペースがあるのでこのあたりに窓と目隠しを付ければプライベートスペース化しやすいのですが

 ・クローズドは駄目なので高い目隠し塀やフェンスは付けられない
 ・かといって生垣だと落ち葉や、よく見える場所のためズボラに出来ず手入れが大変

 こういう後ろ向きの理由で、間取り的にも特等席な東側が基本収納スペースになってしまいました。これも窓の回でやりたいのですが、窓でなんとか出来たかもなーとは思っています。


・細かく区切らず、区切っても状況に応じて潰しが効きやすい事

 わが家では2Fにあたります。これは耐力壁の位置によって制限が出てきてしまいますが、出来るだけ部屋を区切らない事、そして区切るにしても、耐力壁の無い2~3グリッド以上は隣接した部屋と接する辺があると便利だと思います。区切らず大空間としておけば、後で区切ればよい…とも言えますが空調コストの問題や、後で区切るくらいなら最初から…という話になってしまします。ですので区切る区切らないは好みや建ててすぐの仕様状況次第でいいと思うのですが、後で壁をぶち抜けば隣室と繋げる事が出来ることは少しだけ意識しておくといいかもしれません。
 パナホームは標準で「長期優良住宅」に対応していますが、この長期優良住宅は

「ライフスタイルの変化等に(比較的低予算で)柔軟に対応できる」

仕様を求められます。要は壁とかぶち抜きやすく作ってあるんですよね。昔は壁を立ててからフローリングを張るのが多かったと思いますが、フローリングを張ってから壁を立てます。壁をぶち抜いた後、そのまま壁の下敷きになってた床使うの?と思わなくもないですが、そういうルールらしいです。
 なので2~3グリッド幅でぶち抜いて隣室と繋げられれば十分に一つの部屋として機能するかなと。

 ま、そんな機会は実際には無いかもしれませんが、「間取りに失敗した!人生もうおしまいだ!」みたいに悩まれる方も散見しますので、リカバリー効くよって心の中に少しでもあると精神的余裕が微レ存。

 家を建てる時はどうしてもその時の状況だけで考えてしまいがちですが、状況も好みも長い人生変わって当然ですからね。ホント好みなんて今の自分を振り返っても、15年や20年前とかなり変わってしまってますから。歳をとれば変化の度合いは減るでしょうが、それでもうつろいゆくのが人間です。


間取りのコンセプト③に続きます

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