変態です。
親から「お金は借りるものじゃない、そして貸すものでもない。貸すならあげるつもりで貸せ。お金の貸し借りはとても怖い事。」と言われてきましたので、貸す事はあっても生まれてこの方借りた事はありませんでした。いつもニコニコ現金払い(といいつつクレジットカードなので実質借りていたり、携帯の割賦がローンという意識も昔はありませんでしたが。)という所までお話したかと思います。
とはいえ家を現金払い出来るほどの甲斐性はございませんので…庶民なりに住宅ローンを組む事となりました。いくら借りるかの葛藤などは以前にも触れたと思いますので繰り返しになる部分も多いかと思いますがご容赦下さい。
また、すべてが終わった今現在、当時を思い返しながらの記事ですので時系列や心境など多少の祖語があるかもしれません、重ねてご了承の程お願い致します。
借入金額の検討
ネット上でライフプランシミュレーションが出来るサイトが結構あります。変態が一番利用したのは
「スルガ銀行ライフプランシミュレーション」です。「簡易シミュレーション」と「詳細シミュレーション」がありますが…10分でじっくり!どころではなく真面目に入力していくとかなり時間がかかります。
という訳で当時の入力パラメータを思い出しつつ入力してみます。
今回また記事が長くなってしまったので、変態家のシミュレーション結果についてはまた別エントリとさせていただきます。
結局、ライフプランシミュレーションの精度って、パラメータをいかに現実に則した数値に設定できるかにかかっています。この値を読むのがファイナンシャルプランナーだったりライフプランナーだったりのスキルな訳ですよね。
とはいえ、彼らは債務者の会社の業績だったり社風だったり給与の上がり方だったりなんてものは解らない訳で(勿論ある程度ヒアリングはしてくれるでしょうが)、「一般的」な条件を当てはめてきます。地方の中小零細企業の社畜である変態がそんな枠にハマる訳がありません。
地方の中小零細企業ってのはなぁぁぁ、治外法権なんだよっ!
あんまり言うと身バレした時に労基に踏み込まれるのでこれくらいにしておきます。
ソニー銀行からお金を借りるまで
審査手続き
上記の自己診断にて決めていた借入額の
「1000万円」が適正かを、元パナホーム社員のソニー生命ライフプランナーさんに診断して貰いました。この辺りの話は
「住宅ローンのシミュレーションと仮審査」をご参照下さい。
土地関連の書類やこの段階でのプランの見積書、源泉徴収票のコピーなどを渡し(といっても書類を用意したのは営業さん)、変態は名前を書いて認印を数回押した程度と思います。
そこからソニー銀行からは何の音沙汰もなく…営業さんやライフプランナーさんからも「この条件でこんなに時間かかるはずないんだけどな」と言われ続けるまま2月下旬。既に着工して基礎も出来上がっています。「ここまで来てローン降りないとか言われたらさすがに笑えないんで、残してある予備資金で払いきれるように値引きして下さいよ!」とか言ったりしていました。
問題あるわけないと思いつつも心中穏やかではありません。三井住友VISAカードの年会費を無料にするために、リボ枠を毎月100万にしてるのが引っかかったかなとか、他に借り入れが無いと書きながらスマホ本体の割賦があったのがまずかったかなとか心配になります。
悶々としている中、会社帰りの車中で電話がかかってきました。ソニー銀行のおねぇさんからです。大事な話なのに電波が悪い所を走っていたためとぎれとぎれになるのをなんとか必死で聞き取ると、どうやらソニー銀行に渡した見積書に「値引き額」が書かれておらず、「自己資金や借入予定金額を合わせても足りず計算が合わない、ちゃんとした見積書を再送して下さい」と。また「多めの金額で仮審査が通れば、本審査時により低い金額なら確実に通る」との話で1200万で仮審査をお願いしていたのも、「本審査で変更すると審査がやり直しになるので1000万に変更して下さい」との事でした。どうなってんだよ…
以上の旨を早速営業さんとライフプランナーさんに伝えると、すぐ手配します…との事で、こちらから特に動く事なく処理して貰えました。パナホームでソニー銀行を利用したのは変態が初めてだそうですが、ちょっとどうなんでしょうかね。
再送するとすぐ仮審査が終了した様で
「(キラキラ)仮審査通過おめでとうございます!!!(キラキラ)」
みたいなメールが来るのかと思ったら、特になんの感慨もない事務的な「住宅ローン本審査が終了しました」とメールが来ました。仮審査どこいった?
メールの中には「審査が終了しました」審査結果をご確認いただき、「住宅ローンご契約のお手続き」にお進みください。などと書かれており「通った」のかどうなのか明確にどこにも書かれていません。契約手続に進めるって事は通っているのでしょうが…もっと華やかな物を期待したのですが寂しいものです。(まぁ考えようによっては、長いトンネルというか苦行の始まりですからね…)
契約手続き
MONEYKit(公式WEB)で手続開始すると、数日後、分厚い資料と書類が届きました。特に難しい事も無く、書かれた内容の確認と実印を押す事数回。必要書類として
・印鑑証明
・課税証明書
・源泉徴収票
・住民票の写し
を添付して送る程度です。ここに来て間違いがあっても困るので…ライフプランナーさんに直接手渡し、確認して貰いつつソニー銀行へ届けて貰う事にしました。
書類が届いたらソニー銀行から電話連絡があり、融資実行日の相談をします。最終決済以外は自己資金で賄いますので、最終決済日に間に合えばそれでいいです。
この後
「パナホームの住宅保険(火災保険)」で触れた様に、火災保険の契約を行います(火災保険の発効日は融資実行日合わせ)。ソニー銀行で火災保険の確認が取れると、パナホームから「最終決済書」をソニー銀行に提出して貰います。
これを受けてソニー銀行から住宅ローン契約の詳細確認要請が来ますので、MONEYKitで契約内容(融資実行日、融資口座、金利タイプ等)の確認と確定をさせます。
最終決済を全額融資で賄わない場合、自己資金分をソニー銀行口座に入金します。変態は約100万円程度を自己資金で補うつもりでしたので、入金が必要ですがメインバンクなので特に移動は必要ありません。
ネットバンキングで1100万円と、収入印紙代金1万円をパナホーム口座に振込み、支払いはこれで全て完了です。これを受けて、つなぎ融資を負担してくれていたパナホームから、ソニー銀行に抵当権設定登記され、晴れてソニー銀行から借り物の変態家になりました!
(補足)
注意点として、住宅ローン手続きの住民票は「新住所の住民票」になります。そのためには新居住所への転居届を提出する必要があるのですが、入居もしてないのに?と言われるのはごもっとも。役所の公式サイトにも「新住所に住み始めてから何日以内に届け出て下さい」と書かれていると思います。
ではなぜ「新住所の住民票」が必要か。
新住所の住民票が必要な理由
住宅ローンは「債務者がその住宅の所有者かつ居住している事」を条件に、その住宅を担保として「高額、低金利」な融資が受けられる仕組みです。
・家を建てたいので住宅ローンを組みたい
・家が建たないと居住できない
・家に居住していないと、住民票移動が出来ない
・住民票の移動ができないと、住宅ローンが組めない
以上の様な仕組み上の矛盾があるので、ここはまぁ…仕方ないよねって感じで役所の方も解っていて特に掘り下げられる事は無い様です。
5月など税金関連の郵送が多い時期に転居届を出すと、住んでもいないのに届いてしまう事になるのでポストの設置やマメなチェックが必要です。はい、変態家はまさにそうなりました。
まとめ
「仮(事前)審査」というと気楽なイメージがありますが、仮審査も立派な審査です。仮審査が通ったのに本審査で落ちた!なんて事では計画が立ちませんからね…とはいえこの時点ではプランも検討中で、外構なども含めると総支払額も確定しておらず、ついつい膨らみがちな費用を抑えるのが大変だと思います。
沢山借りられれば余裕が出ますが結局返さないといけないもの、借入経費に利息を含めるといくら低金利で借りやすい状況とはいえ安易に多めに借りるのも考え物です。
銀行が貸してくれるんなら返せるんだと思わずに、自分がいくらなら「余裕を持って」返せるかから借入金額は決めた方が安全だと思います。
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