古い住宅地の一角にある地元ガーデン。HPはそこそこ整備されてるというか、明らかにWEB制作業者に丸投げしました、メンテナンスは知識も無いし手が回りません系運営が見て取れます。ブログコーナーの更新とか年数回だしさ…
相変わらずのアポなし突撃をかまします、いい加減学べよと言われそうですが。
接客中でしばらくお待ちくださいとの事で、展示場を散策します。広くはないですが手が入れられた庭で、色々な雰囲気の建材がまさにカオスな感じで使われているんですが、引きで見ると破綻が無く綺麗にまとまっています。
コーヒーを頂き、冬の晴れ間の日差しを浴びながらテラスでのんびりしていると、小学校低学年くらいの男の子が対面に座ってきます。変態は子供が基本的に好きです。特に3歳くらいからこのあたりまでの男の子はたまりません。
少年「おっちゃんなにしにきたのー?お客さんなんー?」
変態「まだお金払ってないし、お客さんになるかはまだわからないなー?」
少年「へーそうなんー(足プラプラさせつつ風船膨らます)」
妹さんが来て一緒に走り回ったりしたと思ったらまた対面に戻って来て、学校の話や近所の話をしてくれたり。
先のお客さんの対応が終わり、店主さんが来てくれました
店主「すみません、お待たせしました…!」
変態「いえいえ、ちゃんと接客して頂いてたので大丈夫ですよ楽しかったですし」
打ち合わせが始まり、平面図や立面図、配置図といった図面を一式渡します。
それを見ながら
「他社で既にプランニングされているのでしたら、それは見せないで下さい。当社のいいと考えるプランニングをさせて貰うためにも、一度チラッとでも見てしまうとどうしても、イメージが引きずられてしまったりするので。」
と言われ、自分の仕事にプライドのある姿勢、好きですよ変態。
施工例の写真を見せて貰ったりしましたが、やはりあまり「こんなイメージ」というのを伝えられる程脳内で固まっておらず…
「門柱はあると嬉しい。駐車場2台分を土間コンで。家の西側に物干しテラスと土間コン。後は予算内で好きにやってください。あと、対抗馬のガーデンパナさんのプランは出来上がっていて、あまり期間も無いので出し惜しみ無しでお願いします」
とだけ伝えました。
数日後
ファーストプランが出来たそうです。
地元ガーデンさん曰く
「外構はどこでやっても(基本的に)同じ部材が使えるため、プランニング勝負になります。うちで提案したプランに限らず、他社にそのまま持って行かないで下さい。全く同じ建材を使えば一見同じ物が、確実に少しは安く出来てしまいます。結果品質の低下を招きお客様が損をする事になってしまいます。
当社では目に見えない土間コンの作り方とか、ブロック塀の基礎とか品質の高いやり方をしています。それはお客様の目に見えないので伝わりにくく、こういう所を手抜きして安くして、見た目に解りやすい物を追加する等もできますが、すぐ壊れたでは意味がありません。長持ちする施工と商品選択を心がけています。」
至極もっともだと思います。
地元ガーデンのプラン
キラテックラベンダーの薄ピンクがかった白い外観から、女性の意見が強いと判断されたのか、北欧風(?)外構案でした。白いジョリパッド仕上げ、ブロック笠の門柱にガラスがあしらわれ、アルファベットのアイアン表札。レンガ積みの花壇と木質系のフェンスにテラコッタ調リブブロック…OH…イメージを伝えられなかった上、好きにやってくれと言った変態が100%悪いのですが、ここまで1ミリも変態の好みにかすりもしないとは…
でもこれのお陰でイメージが出来てきまして。
・温かみより無機質な感じの金属感
・洋風で無く和モダンまで
・門柱はタイル貼り
・表札は正方形タイルで漢字表記
と伝えると、外構用のCADを使って打ち合わせ用ディスプレイ上でサ…ク……サ……………ク変更していってくれます。さっきまで北欧風だったのが小一時間(得意ではないようで手間取りながら)ですっかり金属感溢れる外構に変わりました。
・門柱はセラヴィオW張り
・笠木、角材は柿渋色で色目を統一
・リブブロックは御影調で家の基礎と統一
・花壇も御影ピンコロ積み
・フェンスは横スリット
・金属部は全てプラチナステン色
その場でフェンスの種類などを選びつつすぐにそれがパースに反映されるのはホントいいですねー色々ソフトは試してみましたが、最終的には建材の「素材」が無いので似たような物までしか簡単には作れないのです。
だんだんとイメージが固まってくると、店主さんと意思の疎通が出来てきて、一緒になってプランニングしていく感じがとても面白かったです。
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