仕様について①外観/外装材

変態です。

 間取りなどのプランニングにどうしても目がいきがちですが、やはり家は何の心配もなく雨風凌げて快適に過ごせる事。その最低限があってから便利だとか住みやすいとかって話になると思います。あとこの心配っていうのは、頑丈さや耐久性ももちろんですが建てた後、お金の心配が要らない事でもあります。

建てた後、お金の心配をしなくて済む仕様

潤沢にかけられる予算はありませんので、ステータス振分けは特化型に。メンテナンスに費用がかかりにくい仕様にし、生涯住居費を把握しやすくします。住むという事に対し想定外の費用の捻出はストレスを感じますし、その想定外があるんじゃないかという心配もまた快適性を損ねる訳です。

このコンセプトから

 ・切妻屋根で安定の釉薬瓦葺
 ・外壁はキラテック

この2項目は譲れません。

家の形状
 出来るだけ立方体に近い総二階が好ましいですが、これについては間取りや立地とのトレードオフとなりますので変態には必須項目ではありません。ただこれから建てられる方に注意して頂きたいのは、出来るだけ出入隅を減らして立方体に近い方が価格は断然安くなりますし耐震性能も上がります。

 下図の様に同じ床面積でも、外壁の長さと出入隅(カド)用の専用部材が必要になるためです。(2階がまた違う形状になれば、下屋を付けたりとまたコストアップになりますね)

 変態はこの項目については割り切って、1Fを広く2Fを狭くしました。延床の割に価格は高くなってしまいますが、使わない2Fに面積を割くより年齢を重ねても生活しやすい1Fを重視しました。この辺は家族構成や2Fリビングにするなどで根本的に違ってきますね。

屋根の形状
 見落としがちなのが屋根形状なのですが、建物の形状によって結構制限を受けてくるんですよね。冷静に考えてみれば当たり前なのですが。
 近代の建物によく見る屋根形状だと
 
 ・切妻
 ・寄棟(方形)
 ・片流れor差掛け
 ・陸屋根

 等々ありますが、それぞれメリット/デメリットがあります。屋根は日差し、雨風に寡黙に耐え続けてくれればいいので漏水の危険性の一番少ない形状、即ち接合面の一番短くて単純な物として切妻を選んでいます。勿論その考えでいけば片流れさいつよじゃね?ですが片流れは性質上軒が取りにくかったり、そもそも変態の土地は北下がりなので北側斜線にかかって不可能です。
 切妻は軒がそもそも伸ばしにくいし、ケラバに雨が当たりやすいんじゃないのと言われそうですが、そこはキラテックを選択したからこそで。

 屋根材は釉薬瓦、これも重要だと思います。ローコスト系で主に採用されているスレート系は確かに軽くて、近年性能向上著しいのかもしれません。ですが、大規模なメンテナンスというのは出来るだけ一度に時期を揃えないと「足場代」というのが馬鹿に出来ませんので、折角外壁のメンテナンス周期を減らしたのにメリットが薄くなってしまいます。
 また屋根のダメージというのは普段目視で確認する事ができません。雨漏りしたりなんらかの症状が出てやっと気付くパターンが多く、その時には随分と進行している訳で。普段見られない場所だからこそ一番信頼度の高い部材を使うべきだと考えます。

 屋根については以下サイトに詳しく書かれていますので是非一度読んでみて下さい。非常に参考になると思います。

 「外部リンク:ルーフパートナー
 「外部リンク:定額屋根修理

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