1Fの主力掃除機は三菱電機:Be-K(TC-FXE7P-T)としました。
おっさん世代からすると「モーターといえば日立や三菱」と過去は言われていましたが、今はどういうイメージなんでしょうか。Be-Kシリーズは業界最軽量クラスの重量とコンパクトさで女性にも使いやすい事をウリにしたシリーズです。しかし読み方が「ビケイ」ってなんかダサくないですか…
Be-K(TC-FXE7P-T)の特徴
・軽量コンパクト・その割に高吸引力
・軽量機種では他社比較で圧倒的に低価格
・モーターヘッドの割にはコンパクトでソファの下などにも入りやすい
・自走式ヘッドでないモーターヘッド
・紙パック式
・ゴミが増えてきてもゴミを圧縮し、また風路を塞ぎにくい「紙パック長持ち風路」
三菱の紙パック掃除機のラインナップは解りやすく5-7-8-10系の4ラインナップ。5がシンプルなタービンブラシ、7が自走しないパワーブラシ、8が自走パワーブラシ、10が毛がらみ対応機能付き最上級自走パワーブラシとなっていて、本体にも上位機種ほどおまけ機能が追加されていきます。
アルファベットがモデルチェンジごとに一個ずつ進んでいくので(TC-FX〇7P)、こういう型番だけで世代や能力が解るのは非常に好印象です(2017年6月現在)。2017年に新型のGXGシリーズが発売になりましたが、型番の頭が進んでいるためフルモデルチェンジでしょうね。ヘッドは変わっていますがホースの形状が似ていますし互換性がありそうですね、過去部品との互換性については今後調べてみます。
ちなみに意外とこのシリーズ、堅実な人気がある様で各家電量販店で専売モデルとしてカラーリング(と多少の仕様)が違う製品が出ています。これも型番で基本機種が解りますので選択肢が増えますね。
三菱製掃除機の買い時
三菱の掃除機は4~6月にモデルチェンジします。2月くらいから在庫処分をはじめますので…そのあたりが底値になるのでおすすめですね。それ以上粘ると、旧型は品切れが増えてきて欲しい機種が無かったり、価格が上がり出したりします。新製品の方を欲しくなりますが、ほとんど性能に変化がありませんので型落ち機種がおすすめなメーカーだと思います。(三菱に限らず枯れた技術の家電は概ねこの傾向がありますが)
ちなみに変態のTC-FXE7P-T購入価格は、MP-9紙パック(実勢900円程度)付きで13432円。少し底値のタイミングを逃して値段が上がり始めたタイミングでしたがモーターヘッド搭載機では十分でしょう。
モーターヘッドは性能の半分を決める重要な部品
自走式ヘッドは操作が軽くていいですが、どうしてもヘッド自体は重く大きくなりがちですし、なんといっても高価。本体より確実に寿命が短く半ば消耗品ともいえるモーターヘッド部が高価というのは、性能がいかに優れていてもあまりいただけません。Panasonic:修理料金目安表
東芝ライフスタイル株式会社:修理料金表
三菱電機:修理料金の目安
各社修理費用相場をHPで公開していますが、各種経費を含めるとヘッド部修理は10000円程度が相場の様です。メーカーが指定する消耗品と違いモーターヘッドは保守部品で、あまり型番が公開されておらず個人で購入しにくいのですが、最近は純正保守部品をネット通販するショップも出てきています。特に三菱のモーターヘッドは現状通販で個人購入しやすく、また修理に出すよりお安い(新品で5000円程度)ので故障時にも安心です。
家電が壊れたら購入店に持っていく派だと、修理に出ている間代替ヘッドを貸して貰えればいいですが通販などで購入するとそうもいきませんしね。メインとサブの2台運用をおすすめする理由の一つでもあります。
三菱のヘッドの仕様はここ数世代変わっていないので(性能向上が無いとも言える)、部品が無くなる事も少なそうです。紙パックより後方にある「抗菌アレルパンチフィルター」「高性能クリーンフィルター」等も同様に交換部品をネット通販出来るので、本体モーターか制御基板、電源がやられない限り修理のお世話になる事もなくそもそもコアな部品のためこれらが故障するときは寿命でしょう…
ダイソンの様に吸引力が変わらない(自称)事も無く
パナソニックの様にハウスダストセンサーで綺麗になった実感も無く
シャープの様にプラズマァァァクラスタァァァァ!も発射できませんが
至って堅実な仕事をしてくれます。
TC-FXE7P-Tの使用感
とにかく軽いです。キャニスター式なので重量や体積は許容できると前に書いてたじゃないのと言われそうですがそれでも軽くて小さい事は正義です。変態はキャニスターを引っ張りまわしながら掃除するのが嫌いでして…どうしても壁に、特にカドに本体がぶつかりますし、方向転換などで本体が転げたりするとイラっとします。Be-Kは非常に軽量なため本体を持ちながら掃除しています。ヘッドは自走式でないにしろ動きは大変スムーズで片手での操作で問題ありません。
モーターヘッドはなかなか優秀で、コンパクトな事もありかなり低い家具の下まで入れます。壁際にヘッドが近づくと吸い付き、壁際のゴミもきちんと回収してくれます。壁際と言えば前回触れるのを忘れていましたのでここで補足。
パナホームで採用される事の多いベリティスですが、巾木にもベリティスシリーズが存在し特に何も言わなければベリティス巾木から選ぶことになると思います。
ベリティス巾木はノーマルとスマートの2種で、ノーマルがライン状の彫りが入った物。スマートは上部のエッジが丸く落とされたシンプルな物なのですが、それぞれ高さが違い、ノーマルがH51mm/D7.0mm程度に対しスマートがH30mm/D5.5mm程度となっています。ノーマルの方が掃除機への防御力が高そう…に感じますが案外掃除機本体のバンパーって高い位置にあるんですよね。50mm程度では防ぎきれない掃除機の機種も多いですので、クロス張りのカドの多いお宅は少し気を払われた方がいいと思います。パナホームの調湿クロスの弱さと相まって、気付いたらカドがめくれているという事になりかねませんというか多分なりますし変態家も既になっています。
ホース接続部に付いている「すみずみブラシ」は意外とできる子。アタッチメントを付けることなく、サッシや引き戸のレール掃除に役立ちます(一応専用ノズルは付属していますが、引掛けておくと掃除中にポロポロ外れやすい)。慣れるまで2回ほどブラシを開こうとして噛みつかれましたがとても痛いです…
勿論低価格機ですので欠点もあります
欠点
・きしめん状の電源ケーブルがひどくよじれるため見た目が非常に悪い…が実害は無いです。ケーブルの巻き上げも最後まで勢い良すぎたり、巻き上げボタンを足で押すと本体が軽すぎる事もあり安定しないとか。メーカーでも自覚があるのか、プラグを持って巻き取って下さいとマニュアルに書いています。・動作音は小型のペラッペラな筐体内でモーターをブン回すためお世辞にも静かではありません。省エネモードなんてものも付いていませんのでいつでも全力です。かといって動作音が抑えられている機種でも夜間掃除出来る物じゃありませんし、戸建なら問題にはならないでしょう。
・収納時の形状がバランス的に仕方ないとはいえ、倒れそうな上にホースに負担のかかる姿勢。ホースも軽いので見た目ほどの負担はかかっていなさそうですが。
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