仕様決定②屋根と外周り

変態です。

引き続き今回も「住まいとくらしの情報館・千里」での仕様選定となります。

 不況だ不況だと言われる昨今ですが、ことHM業界は消費税増税の話もあり状況は悪くない様で、この日もかなりの数の方々が仕様選定や打ち合わせに来られていました。どの部材のサンプルを見るのも順番待ち、みたいな状況でしたね。
 どのご家庭も3人~といった人数で、隣のブースのご家庭なんか3世代7人の大所帯で、あーだこーだと楽しそうに決められていましたが、本当に決まるんかいなと他人事ながら心配してしまいます。

 という訳でさくさく決まる変態は、通常のルートを取らずに空いている部材からさっさと決めていく事になりました。今度は屋根材です

屋根材


屋根は釉薬のフラットと決めていましたので、パナホームですと

「釉Cフラット瓦」

になります。ちなみに釉薬というのは、焼き物に塗る釉薬でこれを塗った状態で焼く事でガラス質の被膜が出来る訳です。対して釉薬を塗らない物が素焼き瓦でよく南欧風の家に載ってる赤茶色の瓦がこれになります。日本の様な高温多湿、凍結までする気候では耐久性の観点からだけ言えば劣りますので注意が必要です。
 カラーは4種類あった様に思いますが無難な黒をチョイス。よくカタログなんかで見かける青味がかっている感じが良かったんですが、これって空の色を反射して青味がかるんですね。後日談になりますが実際乗った姿を見るとイメージ通りの色でした。

破風カバーと雨樋
 破風というのは切妻の断面側で、多くは板が張ってあるだけだったりしますが、大手HMは標準でここにカバーが付きます。地味ですが結構印象が変わるというか高級感の出る部材だと思いますよ。ちなみにクレバリーホームではここはオプションで+20万程度でした。クレバリーホーム担当さん曰く
 
「ただのカバーでこんなものが、と言われる方が多いのですが屋根からおろしてみるとかなり大きいんですこれ。」
 
と実物を打ち合わせ室で見せて貰っていたのでまぁ妥当な価格と納得していましたが、イメージより実際かなり大きかったですね。

色については、

「暗い色にすれば屋根の一部になるし、明るくすれば壁の一部に」

という巾木と同じ様なロジックで決めるそうです。

ま、変態は金属部材は全てステンカラー(それに準ずる物)と決まっているので、迷う事なくパールグレー一択です。雨樋もセットで同じ色にしました。

軒天
 屋根の上側、横側が決まったので最後に裏側の「軒天」です。
こんな所こそどうでもいいと思いそうですが、

・瓦より確実に見る頻度が多い
・2Fの窓なんかだと軒天が結構近いので、反射光で窓からの明るさが違う

という事で地味ながら要素としてはそこそこ大事な様です。普通は明るくなるように白系を勧められる事が多いらしいですね。標準ではエンボス加工された不燃軒天材で、明るめのグレーと暗めのグレーの2択の様です。オプションで木目調だったりを選べるらしいですが、積水ハウスをあきらめた時点でそういった雰囲気も諦めました。経年で木目とかのテクスチャが剥がれやすいらしいですしね。無難に明るめグレーとしましたが、かっこよさを求めるなら暗めグレーの方がいいかもしれません。

小物
 次は2種換気用ダクトや屋外コンセントのカバー、電力メーターカバーです。変態の時にはシルバーかゴールドの2色だったと思ったのですが、今確認してみると+白,黒の計4色の様ですね(増えたのかもしれません)。単品で見ると派手では無いのですが、結構色味の付いてるゴールドで少し心配しましたが、サッシの色に近いのはゴールドでしたのでそちらをチョイス。

 バルコニーの手摺も色々とありましたが、案内すらされず。以前から可能な限りバルコニーは付けない方針でしたので(結果デザインと1Fの軒替わり、布団干しの目的で採用)当然の塩対応ですが。


 変態はあまりにもサクサク決めていくので設計さんに「もうすこし悩みましょうよ」と心配されるレベルでしたが、結局現地で実物をパーツで見せられたところでどうしようもないんですよね。持ってきたイメージと実物が大きくかけ離れていないかの確認作業程度に収めておくべきだと思います。
 タブレットで色のシミュレーションなどもしながら検討させて貰えますが、それも所詮はシミュレーションですからね…

 変態が部材のイメージを沸かせるために取った方法です。
 
 ・パナホーム分譲地を調べて最寄りの分譲地へ行き既存のおうちを数多く見る
 ・気に入ったらメモしておく(さすがに写真撮影は気が引けますし)
 ・行けない様な遠方の分譲地は、google先生のストリートビュー

 これだけでも違うと思いますよ。モデルハウスの様な大きな家だと似合うけど…って仕様や部材も多いので、自分の家と同じくらいのスケールで検討するのは大事ですね。特に後述のキラテックタイルは、壁の面積や時間帯で全く感じが変わるので。
 
 だいたい「この家の雰囲気が好き」と伝えれば、建築履歴のデータ(写真含む)があり出してくれますので、スムーズに事が進むと思います。


仕様決定③に続きます

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