「パナホームの3ヵ月点検と12ヵ月点検」で補修について触れていましたが、あまりに12ヵ月補修の内容が杜撰だったのですっかり忘れてしまっていました。
パナホームの3ヵ月補修
この時補修対象として見つかった不具合は(建 具)
・引越し時に業者がつけたフローリング傷
・各部屋の建具木枠に謎の剥離
・洗面脱衣所の引き戸のレール鳴き
(サッシ)
・リビング掃き出し窓のサッシレール歪み
・2F寝室窓のサッシ歪み
(クロス)
・洗面脱衣所のクッションフロア浮き
(その他)
・勝手口灯が点灯しない
以上7箇所。この時の補修は頼りになる現場監督さん+職人軍団だったため手早く仕上がりも(ほぼ)完璧な物でしたので、パナホームの汚名挽回(byジェリド)にも触れておかねばなりません。
現場監督さんに、建具職人2名、サッシ職人1名、クロス職人1名+変態の合計6名のおっさんが狭い変態家に集結です。あきらかに手狭感を感じるので、この家に大人6人では住めない事が予期せず判明しました。
引越し業者が付けたフローリング傷+窓木枠の謎の剥がれ
傷を付けた経緯はまた引越しエントリとして触れますが、冷蔵庫を設置時に勝手口の土間に気付かず踏み外して冷蔵庫の底を框にぶつけられました。表面のプリント層が変形して砕け、中からMDFが見えるとやはり見た目は良くてもフェイクだよなーと切なくなります。もう一つは窓木枠の謎の剥がれ。爪でこするといくらでも剥がれてきます。
担当された建具屋さんはガタイも良く、とりあえず困ったら破壊して新しいのを付け直すみたいな力技を想像してしまうタイプでしたが、これがどうして繊細な仕事をされます。傷の部分を除去してヤスリで足付け。パテを盛って木目風に塗装し、最後にトップコートをスプレーして完成。
破損していた箇所が解らないクオリティで、職人技に感心しますね!
窓枠の謎の剥がれも、この時点では框と同じ様に補修頂いたんですが…12ヵ月点検で判明した事実。これって実はクロスの糊だったんです!
言われた様に濡れた布で擦ってみると取れる取れる…アフターサポート担当さん曰く
「よくあるんですよねこれ。クロス張りの時にどうしても建具に触れてしまうので。水溶性の糊なので美装の時に無くなるはずなんですが。って営業が知らないのは問題なので教えておきます。」
という事でした。営業も営業なら、やっぱりあの美装屋が癌なのか…しっかりしておくれよ…無駄に補修されたじゃないの。
洗面脱衣室引き戸のレール鳴き
原因は、引き戸のレールを取り付ける下地が1mm程度段が出来ており、まぁそれがそもそもよろしくない訳ですが、更にレールを取り付ける前に当て板でも挟んで段差を吸収しないといけない所もしなかったという完全な手抜きですね。その手抜き下地の上にレールを打ち込んだため、ネジを締めすぎる事になりレール自体に亀裂が入った、という事の様です。
補修内容は亀裂の入ったレールを取り外し、段差をきちんと埋めて水平を取った後新しいレールと交換という当たり前の作業が行われました。
いかにも職人といった風貌で重い引き戸もサッサと外して直してしまうのは感心しますね。変態は見るからに力仕事に向いてないタイプなので、こういうパワー系スキルには憧れるものがあります。
サッシの歪み
「このタイプのサッシってレールも一体型なので、交換できないんですよ。勿論こちらの不手際なので、サッシ全交換させて頂いてもいいのですが、大工事になる上気密も悪くなってしまいます。修正させて頂いて、出来栄えに納得頂けなければ交換とさせて頂きたいのですが」と丁寧な説明です。窓の開け閉めに不具合がある訳でもない微妙な歪みなので、修正されなくてもいいやー程度でしたが、やはり対応一つで気分が違います。サッシ屋さん、慣れた手つきで当て木の上からハンマーで叩いていきます。勢いよく変形させると表面処理が割れるからと少しづつ少しづつ。綺麗に直して颯爽と去っていかれました、やだかっこいい。
2F寝室のサッシ歪みは現場監督さんが対応されていた様で…掃き出し窓レールの修正を眺めていたので見られませんでした。後で調べてみると、枠の方じゃなくて窓の戸車を調整するんですね。昔から疑問だったガラスのアルミ枠(ここも框って名称なんですね、知りませんでした)に空いている穴の役目がやっと解りました。
クッションフロアの浮き
貼付けが甘く浮き上がってしまい、上を歩く度にニチャニチャと不快な音がする洗面脱衣室のクッションフロア。てっきり一部剥がして接着剤を入れるという処置になるかと思っていたのですが…・一度剥がして塗り直しは、そこまで完全に剥がれていないので仕上がりがデコボコしたり、壁との境界が広がったりするので難しい。
・場所によっては注射器注入の様な手も無くはないが、水回りなので避けたい
・タイル柄なので、柄部分で切って新しい物を貼る事も可能だがこれも水回り+境界での踏み心地が変わって違和感がある
等の理由で結構難しい様です。取られる処置は
ドライヤーでクッションフロア裏の糊を温めて再定着させる
との事。大丈夫かいな、クッションフロアってPVCでしょうからせいぜい耐熱温度って60~80℃ってとこでしょう。ドライヤーで裏側まで熱通すとなると…むしろクッションフロアが軟化して伸びて再定着するのか?とか考えながら見ていました。
作業としてはなんてことなく、ガンガンに大型ドライヤーで加熱してすぐ重しを乗せておくだけ。これで剥がれてくるなら剥がして再施工しましょうとなりました。
結果は…はい、そりゃ軟化温度くらいまで加熱して重りをスポットで置けば当然跡が付くよな!と想像通りの結果に。まぁ…バスマット敷く部分だから普段見えないし気にしないでおこうと思ったら、加熱と引っ張られた歪みのせいか壁とのコーキングが切れたため12ヵ月補修で再コーキングという微妙な結果になりました。
概ね綺麗に直して頂いたので満足度の高いサポートとなりました。クッションフロア補修は正直どうなんだと思う所もあるので、ここは24ヵ月点検まで引っ張ってその時考えようと思います。(その頃には新築パワーも消え去って気にならなくなってると思います)
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