お久しぶりです。仕事が忙しくなって…とダイイングメッセージのごとく書き残して間があいてしまいました。普段ブログを昼休み書いていたのですが、昼休みにも労働を強いられる様になってしまい…中小零細企業の中間管理職の悲哀です。
さておき先日、早いもので12ヵ月点検に来られました。折角ですのでパナホームの点検や保証について書こうと思います。
パナホームの保証
初期保証躯体 :20年
雨水 :15年
外壁タイル:15年
防蟻 :10年
上記以外 :2年
法律上の瑕疵担保責任の10年間から比べれば十分な期間とも思えますが、大手HMでは躯体,雨水共に20年というメーカーもありますので大手の中では「並」程度の保証と言えそうです。
60年長期保証延長システム
パナホームの指定する「点検(25年以降有料)と有料保証延長(メンテナンス)工事を定期的に行う事」により、最長60年間保証(延長)する。んー…正直よくわからないですね。他メーカーでも一律同じ様な文言の保証システムとなっておりますが一体何をどの程度保証しているかについては触れていません。
という訳で、引渡し時に頂く保証書の内容を確認してみました。基本的にはこの保証内容が延長されると思っていいようです。いつもの甲だの乙だの文なので、簡単にまとめると
・「生活に支障のあるレベルの不具合」に対応する
・引渡し時程度までの回復
・適切な使用、維持管理(パナホームから渡される「住まいの手帳」や取説に沿った使用)をされている場合に限る
・パナホーム以外の人為的(日常利用や他業者工事など)、自然災害に因るものは除く
保証書文言としては全くもって当たり前の事が書かれていますね。ただ気になるのは「生活に支障のあるレベルの不具合」という判断基準がどれほどの物なのかってとこです。保証書に挙げられている例では内装や天井材が剥がれたり、床が歪んだり、基礎に軽微なヒビが入ったり、外壁タイルが割れても剥離脱落しなければ美観は損なわれても生活に支障はないので保証の対象にはならないとの事です。
消耗品は都度交換、防水工事なども保証延長工事で予防整備的に行われるので、多額の費用をかけて予防整備をしてこれで不具合でも起きよう物なら本末転倒といいますか。車で言う「整備後、nヵ月/n000kmの整備保証」と似た様な考え方ですね。とはいえ整備不良が即身の危険となる車に比べても非常にメリットの薄い保証制度な気がしてなりません。延長しててよかったと思えるのは、躯体までダメージが行くような欠陥でもあった場合で、そもそもそれってどうなのって話になりますし…
勿論以上の様な考え方も、保証延長工事費用次第な訳ですが、HMが提示してくる見積に「意外と良心的」な提案など期待できるはずもない訳で…
各社こぞって採用している事からも、これからの日本がスクラップアンドビルドでなく、メンテナンスして長く住む社会を想定していたり、新築着工件数の減少から一度囲った顧客から継続して収益を生む体制を作りたいといった思惑なのでしょう。
60年長期メンテナンスサポート
3ヵ月-12ヵ月-24ヵ月 の計3回 アフターサービス点検(無料)10年-15年-20年 の計3回 フレッシュアップ点検(無料)
25年以降 5年おき フレッシュアップ点検(有料)+補修/リフォーム提案
平べったく言えば
・2年目の点検までは何を言われても基本無償で対応します。
・20年までは無償で不具合のチェックはしますが、補修費用は請求します。
・25年目からは点検費用も請求します。点検に伺ったからにはガンガンセールスします。
という事ですね。
お客さま相談24時間365日受付サービス
24時間サポートセンターが電話対応してくれます。パナホームあんしん倶楽部
有料会員制(入会金:2000円/年会費:5000円)ですがパナホームあんしん倶楽部という制度があります。新築時同時入会だと入会金/年会費初年度無料ですので、とりあえず入られる方は多いんじゃないでしょうか。(退会が電話のみなので地味に退会しづらそうですが)内容は
・住宅災害お見舞い金のお届け
年会費の割には悪くない保証内容
・設備機器の修理費用サポート(上限3万円)
1回でも故障すればメリットありそうだが、修理費用がHMだしどうせお高いんでしょう?という懸念もあり
・出産お祝い金のお届け(1万円)
出産予定があるなら2年分の年会費が帰ってきます
・太陽光発電の日照保証金
計算しましたが、貰える事はまずないです。貰えても最低値に達しない分の差額のため期待しない方が…
・各種リフォーム等優待
元々お高いですし、パナホームあんしん倶楽部に入ったからと引かれるのは見積の数字だけですし
・パナホーム・ショッピング10%割引
とても割高な「パナホーム・ショッピング」の商品が10%割引されてもまだ割高な価格で購入できます。でもホームセンターで買えないパナホーム専用部材なんかも扱っているので、自分で交換するならメリットはあり。
と見どころ満載です。なんやかんや上で言ってますがトータルで年会費分くらいのメリットはあると判断して、何か住設が1個くらい壊れるまでは入っていようと思っています。
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