最終見積書兼資金計画書に大きな問題も無いため、とうとう「建築請負契約書」が出てきました。さすがに即ハンコ押してくれ、さぁここで今すぐ気が変わらないうちに!などという事はありません。
同じものが2部用意され、双方が両方に署名捺印することでお互いの意思確認と、今後起きるすべての事はこの契約書に書かれた内容で決するという事です。契約を結ぶ前日に渡され、金銭的には責任を負いませんが妻にも内容確認と署名捺印をして貰う事となります。最後のサービス要求やらが可能なのはこれに印鑑を押すまで、ですので最後の勝負時です。とはいえ変態はここまでで自分の納得行くまでやってきたつもりでしたので、交渉は挟まず気持ちよく押すつもりです。
最近だと、ほぼどこの工務店でもプレカットの木材を使うので程度問題となりますが、この契約を以って工場への正式な躯体部材発注となります。パナホームでは一度工場にて躯体の仮組み立てを行って調整後、解体して現地搬入し再構築という手順を取るそうです。そのため、外壁の下地サイディングには断熱材も窓も木枠(収まり)も工場で取り付け組み上げ、コンセント設置穴も空けられます。普通の工務店の様に、上棟後に現地相談でコンセントの位置決め等出来ないので注意して下さい。(即ち後でコンセントを増設する事も非常に嫌がられます)
そんな訳で、上棟(パナホームではシェルター工事と呼ぶ)は非常に速いです。話はそれますが逆にツーバイは遅く、最低2日はみないといけませんから、梅雨時や台風シーズン着工の物件を見かけると他人事ながら心配してしまいます。
住設や壁紙といった物は取り付けられるまでしばらく猶予がありますので、まだ変更可能ではあります。といっても爆速で組み上げられるパナホームですので工務店程の猶予はありません。どれくらい違うかといいますと、パナホームでは着工から完工まで約1~2ヵ月。工務店だと4~6ヵ月といった所でしょうか。
細かい話になりますが、この工期が2~5ヵ月違えば、その間に発生する家賃分も馬鹿に出来ないですよね。変態市の2LDK賃貸の平均家賃が5.5万円/月(「予算①支払可能な金額」の項から)として単純に11~27.5万円くらいのメリットがあります。ま、それ以上に高いですが。
これは変態の主観ですが、あまりに早く建ち過ぎるのは楽しめないというか、家が建ってる感がしないというか。支払った金額を工期で割ると、一日あたりいくら使ってんだなーとか遠い目ちゃいます。ま、そんな事言ったらセキスイハイムの様なユニット工法だと、トレーラーで部屋を運んできて積み木みたいに積んで締結していっちょあがりっ!なので更に絶望しますが。
人生で一番大きな投資でその建築過程も楽しみのうち、むしろ建つまでが一番盛り上がる時なんですよね。ですので、これから建てられる方は建築過程を、「それなりに大工さんを信用して」出来るだけ楽しんで下さい。建ったら後は住んで消費していく耐久消費財ですから。
家を建てようと気まぐれで思い立って約8ヵ月、とうとう決着です。契約前夜、妻に署名捺印を貰う時
「本当にこれでいいか、不満は無いか、お互いの実家から離れた縁も所縁もない土地に建てる事にn…」
神妙に喋っているうちに署名捺印されました、なにそれ酷い
変態がよく考えて決めた事なんだからそれでいいんじゃね?(鼻ホジ)って事らしいですが、もう少しこう、なんというか、風情は無いのかと。
翌日、展示場へ行くとさすがに担当営業さんの顔にも笑顔がありません。聞くと、ここでちゃぶ台返しして流れる契約もままあるらしく、本契約書に署名捺印を貰えるまでは安心出来ないそうな。
「この期に及んで逃げたりしませんよ、変態を信用してくれてないんですか酷いですね(ニッコリ)」
とか言って揺さぶってみましたがどう見ても余裕無さそうだったのでそれくらにしておきました。リボンの付いた豪華そうに見せたボールペンを差し出されとうとう契約書に署名捺印。
とうとう契約しちゃったなーヒャッハーこれからが本当の地獄だなーとか思う間もなく大量の書類に署名捺印させられます。だいたいは、
「これから建築にあたり各種手続きしますけど、この委任状を持った人を代理人としますのでよきに計らって下さい」
という書類ですね。内容を確認しながら進めましたが、あまりの枚数のためだんだん思考が希薄になりあとでコピーを貰いましたが、こんなの書いたっけ?って思いましたね。1枚くらい借用書とか混ぜられてても気付かないかもしれませんよ。
人生で一番、名前書いてハンコを押した日だと思います。
◇建物印紙代:10000円
◇住民票×2(住宅ローン本審査に使用):500円
◇納税証明書(住宅ローン本審査に使用):250円
◇今回支払合計:10750円
◆ここまで支払った金額:10619072円
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