住まいとくらしの情報館に行って決定した仕様を元に最終概算見積(兼資金計画書)が出てきました。ここに来るまで「太陽光は予算に余裕があれば、ですよ。ありきで考えていませんので」と言い続けてきましたが、きっちり入れてきています。
(生数値なので念のため、元見積書に似せた形式で作り直しています。)
見積書の見方を軽く解説しようと思います。
見積書の見方
上は、変態がここにこのサイズで建てるよって基本情報ですね。建物予算
本体工事費。ここが所謂本体価格、家という「モノ」のお値段です。庶民の変態にはとても高いですね…!ここに「特別値引き」という名目の帳尻合わせ項目があります。建前上は右下の契約条件で、「モデルハウスとして一ヶ月借りるから」って事になっていますが多分誰でも引いてくれると思います。引いてくれる金額は、そもそもの家の大きさや選んだ仕様なんかに依存しますから、たまたま変態の条件ではこの金額だったってだけです。沢山引かれていればいいってものじゃないので絶対に勘違いなさらぬ様。
みんな気になる坪単価。これについてはまた個別エントリしたいと思っています。パナホームの定義する坪単価で62万/坪なので、この数値だけ見ると結構安いんじゃないと思ってしまいそうです。変態家の仕様はほぼパナホームの標準仕様で固めていますので、参考になりやすい数字かもしれません。
工事経費って工事費となんで分けるの?とか、申請手数料高くね?と字面で思ってしまいそうですが、この辺はHMごとの考え方次第で分類方法が変わるので気にしても仕方がないです。念のため申請手数料は自分で計算してみましたが、これくらいで妥当だと思います。屋外給排水はちょっと高めかな…と思ってもこの項目だけ他社でとかが出来ないのが家づくりの悩ましい所。
土地予算
ここは既にブログ上は先に済ませていますが、この最終見積書時点ではまだ決済完了していません。固定資産税清算金というのは、1月1日時点での土地の所有者に固定資産税の請求が来ますので、土地の引き渡しまでの分を前年度実績から日割りで清算する訳ですね。
附帯工事予算
建物工事に関係の無い工事についての予算です。パナホームはほとんど建物予算側に組み込んであるので、かなり少ない方じゃないでしょうか。上下水道分担負・担金は入会金みたいなもので一度だけ支払う必要のあるお金です。下水道受益者負担金がなぜ土地面積×単価なのか微妙に納得いかないですね。家を建て替えても再請求しないから、土地が広いほど大きい家建てられるじゃないのって事らしいです、既に決まっている制度なんでおとなしく払うしかありません。
基礎補強工事、所謂地盤改良費ですね。ここがどう出るかで計画に大きな支障の出る部分です。変態の土地は山を切り土で造成しているので鉄壁ですよと言われていましたが、実際地盤調査のスウェーデンサウンディング試験でギリギリ微妙な箇所が出まして。通常5発程度の所を7発してまで悩んだ挙句、普通に建てても問題無いけど大事を取って基礎厚と立ち上がり厚をマシマシにする事になりました。とはいえ変態が求めた事でも無いのでパナホーム持ちとなりました。本体工事予算に余裕があったんでしょうね。
登記費用
登記に関わる費用です。土地建物合わせての概算ですので、「契約③土地決済」より多くなっています。抵当権設定費用は、住宅ローンを借りるために土地や建物を抵当に入れる費用ですね。
税金費用
不動産取得税が不要になっているのは、減免措置があってこの規模の家ならだいたいかかりませんよって事です。詳しくはまた「固定資産税」としてまとめて書くつもりです。土地の免除条件が200m2までで変態の土地は少しだけ超えているため、200m2超過分に対して課税対象となりました。
その他予算
「計画全ひっくるめての予算」をと口酸っぱく伝えておりますのでパナホームで買う事の無い家具家電等費用も予算組みされています。ほとんど社宅から持ち込み予定なので実質予算調整費です。住設をPanasonicで統一したのでキャンペーンのエアコン一台サービスとなっています。地鎮祭が地味にお安めなのと、引越し費用もかなり盛ってくれているので予算調整しやすかったですね。
借入諸経費
金利は皆さんよく話題にされますが、この諸経費が地味に大きいんです。変態の利用したソニー銀行でも、諸経費の高いプランが金利最安で一瞬お得と錯覚しやすいのですが、こういった諸経費+金利や繰り上げ手数料といった見えにくい部分も全てひっくるめて、自分の返済計画でどれが一番総支払額を抑えられるかを考えないといけません。
変態の場合、金利は少々高くなっても初期費用を限界まで抑えて短期間返済するのが一番総支払額が抑えられました。変動ですので大きく計画から振れる可能性もありますが、そこは短期返済という事でリスク吸収可能かと。20年予定で借りておりますが、10年間住宅ローン減税を貰って即繰り上げ返済の予定です。この辺りも「住宅ローン」として個別エントリしようと思っています。
ちなみにこの事務手数料はパナホームがソニー銀行と提携していたため支払い無しとなりました。
つなぎ融資予算
土地と着工時支払までは自己資金で支払う予定ですので必要ありませんが、完成時につなぎ融資が発生します。つなぎ融資ってなんぞやなんですが、住宅ローンって住宅が完成していないのにその住宅を担保にお金を借りようっていう矛盾が生じる訳です。つなぎ融資は一旦の支払に充て、建物が完成しました、さぁこれ担保にするからお金貸して!っていう住宅ローンが実行されるまでの間、借りるお金です。ある意味無担保借入な訳ですから金利がバカ高い訳です。変態は完成時支払から住宅ローン実行までの数日間でしたので、ここもパナホーム負担となり費用はかかっておりません。
借入計画・返済計画
見たままですが、いくら出していくら借りて、月いくら支払っていくか計画です。
ビタ一超えるなと言っておいた資金計画が既にオーバーしていますが、多めにとってある予算もありますしなんとか吸収可能な範囲でしょう。計画全体に大きな問題もありませんし、とうとう契約となります。
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