実は竣工と完工の違いを知りませんでした。なんとなく竣工の方が立派な響きなので、工事がとりあえず終ったら完工、建物として完成してその目的を果たせる様になったら竣工かなとか思っていましたが概ね逆の様です。建物が出来上がるのが竣工、それに不随するすべての工事が終わる事が完工らしいです、これ豆な。
という訳で前回進捗から一気に10日も進みついに竣工です…!なぜ10日も飛ばしたかといいますと…石膏ボードのつなぎ目にパテ塗って削ってクロス貼ってトイレが入ったくらいしか変化が無くてですね、書くことが全く無かったからです。
エコキュートの設置などもありましたが、いつの間にか設置されていたので…家の正面に箱に入ったまま2週間くらい野ざらしでどうすんだこれ邪魔なのにと思ってたのに。いつの間にか見慣れてしまってて消えた事に気付きませんでした。
足場が解体されたのが着工40日目。晴天に映える変態家を見よ…!と言いたい所ですがさすがにその勇気はありません、申し訳ないです。足場が外れるとぼんやりとしていたスケール感がはっきりと感じられて、小さい家だけどそこまでご近所さんと見比べても残念感は無いなと少し安心しました。
また、自分の家がこれくらいだから…という脳内指標が出来るので、他のお宅を外から見るだけでも、窓や換気口の位置から間取りや広さなんかが想像できる様になります。現在も同僚に家を建てる相談を受けていますが、仕様や広さを見るとかなり正確な金額まで言い当てられる様になりました。あーこの感覚を家を建てる前に欲しかった…!と思うので、やっぱり家は3度建てないとというのはあながち間違いじゃないなと感じます。
クロス張りの工程を結局一度も見る事が出来なかったのですが、一体どうやって貼っているんでしょう。勿論グーグル先生で調べれば工程写真などいくらでも出てくるのですが動きのイメージがわきません。
例えば階段吹き抜けとか作業期間中は簡易的な足場こそありましたが、糊のついたクロスを持って足場に上って、エビ反りしながら天井に貼り付けるとか意味が解りません。もっと効率的な方法無いんだろうかと素人なりに考えてみますが、専門でやってる業界がこの手法を取っている以上、これが現状の最善手なんでしょうね…
クロスが張られると、照明が設置されます。触れるのをすっかり忘れていましたが、照明プランについて。
パナホームのあかりプラン
パナホームで建てる建てないに関わらず、Panasonicの住設展示場に行けばあかりプランを作成して貰えます。変態家の場合はパナホームを通してあかりプランが提案されましたが、照明は最初からほぼ施主支給にするので引掛けコネクタさえつけてくれればいいという事にしていました。とはいえプロに提案してもらえれば、それに近い物を採用すれば大きくは外さないで済みます。また、パナホームの資材としてしか流通していないタイプの機器は手に入りにくいのでその中に気に入る物があればそれはそれで。ダウンライトやキッチン用直管型LEDなど電気工事の資格が必要な所はパナホームに施工してもらう事になります。
パナホーム提案のあかりプランです。
シーリングメインでって事にしたせいもあり、特に変わった物はありません。ダークブラウンの飾り枠が付いただけのシーリングライトのくせに驚きの価格です。各々いくら値引き…かは書かれていませんでしたが、だいたい定価の4割引(工賃込)といった所でした。また、パナホーム(Panasonicの建材)扱いの品番ばかりなので家電量販店ではお目にかかれない物ばかりです。
スペック的にどれも畳数ぎりぎり、価格的にもメリット無しだったので工事の必要なキッチンを除き、全て施主支給としました。amazonとヨドバシフル活用です。
妻の要望で「赤いのは嫌(白色系/電球色系)、暗いから。あとペンダントも嫌、邪魔だしホコリかぶるから」と夢も希望もお洒落感も無い超現実的要求をされてしまったため、キッチンやホール、WIC/SICの様な長時間使わない場所のみダウンライトとし、後は全てシーリングライトとなりました。
しかしシーリングライトって結構バカに出来ないですよ。
シーリングライトのメリット
・価格が安い・取付/取換簡単
・リモコンや調光、タイマーなど各種機能がある
勿論調光機能やタイマーなど多機能ダウンライトもあるでしょうが、それよりも機器が多くなった時に発生する「寿命の個体差」が厄介です。最近のお洒落リビングによくある、ダウンライトだけの場合。中央に4~6発程度、光の拡散性が少ないため部屋の隅を補うために4発~といった配置がよくあるかと思います。
現状では排熱の関係だったりLEDの寿命から考えても、天井埋め込み型ダウンライトだと機器光源一体型を採用する事が多いと思います。
LEDの寿命を平均約40000時間とすると(Panasonic製の場合)
長時間人の居る部屋では一日10~12時間点灯として約10年程度となりますね。
さて不幸にもこの中の1発が7年程度で壊れたとします。
かなり悩ましいのではないでしょうか?
LEDとはいえ経年によって明るさは落ちてきますし、色目も変わってくるでしょう。一発だけ新品になり明るさや色が揃っていない事は気にしなければ済みますが、自分で交換できない以上出張料や技術料がかかってくる事になります。なら近々また切れるかもしれないなら全部交換した方が…という具合ですね。
勿論、いっぱいダウンライトついてるんだから2~3発壊れたって不自由無いしそれから交換でいいんじゃね?というのも、機器が多い事(リスク分散)のメリットなので本来アリなはずですが…そうもいきませんよねぇ。
こういった事からも、コスト的にはシーリングライトの圧勝になると思います。
でもダウンライトと間接照明でまとめられた部屋ってかっこいいです、天井のスッキリ感が断然違います。長々シーリングの優位性を説きながらも妻の要望が無かったらダウンライトを選んでいたかもしれません。
ダイニングも現状、ペンダントを選ばず正解でした。息子がダイニングセットでお行儀よく食べられる様になるのはいつの日か…って感じなので基本床生活になっています。よって、必要になったら買おうと思っているダイニングセットも無いまま、息子の遊びスペースになっています。
ちゃんと皆でテーブルを囲めるようになったら、引掛け金具に付けられるダクトレールとペンダントでも買えばいいし!と後の楽しみにすることにしました。
最後に美装(クリーニング)が入り、全工事工程が完了です。
これから引渡しまでの一ヶ月半の間、オープンハウス期間としてパナホームの管理下に置かれます。
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