現在息子は3.5歳程度です。意味のある単語はまだ一つも話せず、今年に入ってやっと口真似をしてくれる様になってきて「ちょうだい」の口の動きで違う音を発するというなかなか難易度の高い事をやってくれてます。
そんな息子もこの春から、近隣数市が共同で運営する療育施設へ入園(所)致しました。晴れて未就学児から園児へクラスチェンジです。
保護者同伴でカリキュラムは約1時間の自由時間(保育)後、20分程度のお話を聞いたり手遊びをしたり…の繰り返し。週に2回程度、各種療法士とマンツーマンでの訓練となる様です。あくまで保育ではなく医療機関の扱いです。
発達障害に限らず、様々なハンディキャップを持ったこどもたちが来るので、入園式といったイベントはありませんでしたが、折角なので変態も初登園日には同伴しました。この施設へ通う事が決まってからは、慣らし保育的意味合いも兼ねて隔週程度、通っていましたので息子や妻は慣れたものです。
失礼ながら、もっとこう、どんよりとした先の見えない、晴れない空気感があるのではと心配していました。ですが登園しているどの子もとても楽しそうで、またそんな楽しそうなこどもたちを見る保護者の方々も和気藹々としていて、全く悲壮感といった物はなく何ら一般のこども園と変わる事はありませんでした(一般のこども園を見たことは無いですが)。
強いて言うならほとんど言葉が聞こえない事と、こどもたちがお互いに無関心な事くらいでしょう。ある意味喧嘩も起こらず、より平和と言えるかもしれません。とはいえ、妻曰く絵本を平置きで並べるのがこだわりの子が居るらしく、変態の息子は絵本を立てて並べるのがこだわりで、登園日が重なると衝突必至との事ですが…
先日、市役所から封書が届きました。変態市の市役所では援助制度の紹介や手続きの仕方など手厚く連絡を下さいます。今回の連絡は、今年の4月から国の助成でこうした障碍者施設での医療行為が一般の乳幼児医療費補助の対象になるとの事でした。今までこの制度が無くとも、県や市の助成があるため、数割程度の負担で訓練を受けられるだけでも大変有難い事でしたが、それでもそれなりに金銭的負担が大きいものでしたので大変有難く感じます。
このブログを読んで下さっている方々の貴重な税金のお世話になっております、本当にありがとうございます。
息子は「人の要求に応じる」という能力が弱く、自分のしたい様にしかしません。変態が思うに、ひらがなカタカナは一通り読めている様なのですがそれを発達検査など「~はどれ?~してみて?」に応じないので、客観的に何も出来ないという事になってしまいます。
スマートフォンをこどもに渡して子守り、などが社会問題視されていますが、変態もあまり褒められたものでは無いと解っていながらもタブレットを息子用として渡しています。息子自身が「して欲しい!」という要求がある時以外は、親の干渉すら嫌うので絵本の読み聞かせや一緒に遊ぶ等が十分に出来ていないんですよね。時間とタイミングを決めて遊ぶ様に渡していますが、知育アプリなど色々あって、息子は一生懸命やっています。変態の膝の上に座ってプレイするのを後ろから見ていると、「とりはどれ?」といった文章の設問で絵の回答を選ぶなど、ちゃんと読めているんだと驚かされました。先日は自分の名前をタブレットで入力していて驚くやら嬉しいやら。というか、父ちゃんが質問した時も答えておくれよ…(勿論気分の乗った時はちゃんと指挿しして答えてくれますが)
意思疎通の難しい自閉症の息子だからこそ、こうしたデバイスのすばらしさがよく解るし助かっています。
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